トークイベント「ミレニアル世代の作家たち」開催

寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」で開催中の企画展「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」に関連したオンライントークイベント、「ミレニアル世代の作家たち」が、2021年3月21日(日) 18:30より開催される。adf-web-magazine-terada-soko-what-inside-the-collectors-vault-main

SIDE COREディレクター・松下徹氏をモデレーターに、高橋龍太郎コレクションの出展アーティストである梅沢和木、川内理香子、DIEGO、BIENの4名を迎え、激動の時代に若手アーティストとして活躍するミレニアル世代の表現活動を紐解き、作品制作の背景やインスピレーションの説明とともに、コロナ禍での活動や未来の展望についてディスカッションを行う。

「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展について

12月にオープンしたWHATが開催する第1回の展覧会。高橋龍太郎とAの2名のコレクターの約70点に亘るコレクションに焦点を当てている。高橋龍太郎コレクションは「描き初め(かきぞめ)」をテーマに、Aのコレクションは2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介。展示作品には、新作や初展示となる作品も含まれる。また、作品の魅力や作品との出会いを音声ガイドや作品解説を通じて、コレクター自身の言葉で伝えている。

登壇者プロフィール

梅沢和木(うめざわ かずき)

1985年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。美術家。インターネット上に散らばる画像を集め再構築し、圧倒的な情報量に対峙するときの感覚をカオス的な画面で表現する作品を制作し、発表している。CASHI所属。

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「ジェノサイドの筆跡」(2009) 作品撮影:Keizo KIOKU

川内理香子(かわうち りかこ)

1990年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院を修了。身体と思考、それらの相互関係の不明瞭さを主軸に、食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする、自己や他者を作品のモチーフとして、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作しているアーティスト。

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「Forest of the night」(2019) 作品撮影:Keizo KIOKU

DIEGO(でぃえご)

街に落ちていたペットボトルや紙くず、路上で見かけたねずみや、道を走る車など、街で普段何気なく目にするモノをユーモラスに擬人化したキャラクターを抽象絵画として描く。

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「Ladder Boys」(2019) 作品撮影:Keizo KIOKU

BIEN(びえん)

1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。

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「Day For Night」(2019年) 作品撮影:Keizo KIOKU

松下徹(まつしたとおる)

1984年神奈川県生まれ。高電圧の電流によるドローイングや塗料の科学変化を用いたペインティングなど、システムがオートマチックにつくり出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を手がけている。SIDE COREのディレクターのひとりでもあり、展覧会の企画や国内外のストリートカルチャーに関する執筆をおこなっている。

「ミレニアル世代の作家たち」開催概要

日時2021年3月 21日(日) 18:30〜20:30(終了予定)
会場WHAT 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 G号
料金無料
視聴URLWHAT公式YouTubeチャンネル