坂本龍一のメディア・アート分野に残した影響

NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)は、2023年3月に逝去した音楽家・坂本龍一を追悼するとともに、メディア・アート分野に残したはかりしれない影響を考える企画展を2023年12月16日(土)から2024年3月10日(日)まで開催する。坂本龍一とICCとの関わりは、開館以前のプレ活動期間(1991年〜)に遡り、展覧会の企画に連動したコンサートの開催(ローリー・アンダーソン展 2005年)や、ICC開館10周年および20周年記念企画展も坂本(と高谷史郎)によるものであるように、ICCと深い関わりを持ってきたアーティストでもある。

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Photo by Neo Sora ©2020 Kab Inc

共同キュレーターに、坂本との共同制作を行なうなど、親交のあったライゾマティクスの真鍋大度を迎え、坂本の残した演奏データをもとにした作品や、親交の深い国内外のアーティストによる、坂本とのかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成し、あらためて未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。会期中には、キュレーター、出品作家およびゲストによるトークやシンポジウム、上映プログラム、コンサートなどのイベントを予定している。

坂本龍一

1952年東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」に参加。YMO散開後も音楽を中心に多方面で活動。映画『戦場のメリークリスマス』の音楽で英国アカデミー賞を、映画『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミー作曲賞、グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞ほかを受賞。数々の映画音楽を手がけるなど、作曲家としても世界的な評価を得ている。

真鍋大度

アーティスト、プログラマ、DJ。2006年Rhizomatiks 設立。身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。

「坂本龍一トリビュート展(仮称)」開催概要

期間2023年12月16日(土)から2024年3月10日(日)まで
会場NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
時間11:00 ~ 18:00
入場一般 800円、大学生600円
URLhttps://www.ntticc.or.jp/

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