出展作家それぞれの表現行為やその根源に触れ理解を深める

展覧会「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」を2024年2月10日(土)から5月12日(日)の会期で予定している東京都渋谷公園通りギャラリーが、本展覧会をより深く楽しむためのプレイベントとして、「ウォーミングアップ企画」を2024年1月13日(土)から1月28日(日)および2024年2月3日(土)に開催する。

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ウォーミングアップ企画では、作家ごとに自宅トイレに設置されたインスタレーション作品の再現、微生物の発酵熱を活用した作品の滞在制作、福祉施設の日常を切り取ったドキュメンタリー映画の上映、渋谷の街で実施する清掃活動やラジオ収録といったイベントを行い、展覧会とは違った角度から作家たちの活動や表現を紹介。本企画を通して毎日誰もが行う排せつ行為や個人的な日常のふるまい、人知れず行われているゴミ拾いから微生物の働きまで、大なり小なり目には見えにくい「循環」と「つながり」のあり方を提示、出展作家それぞれの表現行為、その根源に触れる機会となることを目指している。

ウォーミングアップ企画詳細

折元立身《ボッシュ・トイレ・ミュージアム》の再現展示

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《ボッシュ・トイレ・ミュージアム》は折元立身の自宅トイレ内に設置されたインスタレーション作品。トイレ室内にはヒエロニムス・ボッシュの有名な三連祭壇画《快楽の園》が拡大コピーされてコラージュされている。生活空間に芸術作品が介入する様子は、生活と芸術の境界を揺るがし続ける折元の制作態度を端的にあらわしているともいえる。今回は自宅トイレ室内の再現を行い、合わせて鑑賞者が中に入ってポートレート写真を撮り、その写真を壁面に貼りつけていくことで展示が展開していく。

村上慧による滞在制作

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村上慧は落ち葉に付着した微生物が有機物を分解するときに出る熱を活用した作品を制作。目には見えない微生物の働きは、わたしたちの体内から世界中のあらゆる場所で起きている。「住むことのパターン」を展開してきた村上による会場での滞在型の制作期間となる。

特別上映「地蔵とリビドー」&アフタートーク

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2018年に制作され各地の映画館や文化施設で上映されてきた、やまなみ工房のドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」を上映。上映後、やまなみ工房施設長の山下完和とのアフタートークが行われる。

スウィングによる清掃活動「ゴミコロリ」実施と「Swing鼻クソRADIO」収録

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渋谷の街で出張「ゴミコロリ」を実施。「ゴミコロリ」とは、スウィングが2008年より15年にわたって月1回ペースで実施している清掃活動を指す。「ゴミコロリ」でひと汗流した後はスウィングが定期的に配信している「Swing鼻クソRADIO」の収録(30分程度)を行う。収録の様子は別室で閲覧、収録後に参加者も合流して質問タイムがある。

各企画の開催時間や申し込み詳細などは公式サイトより確認できる。

「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」ウォーミングアップ企画 開催概要

会期2024年1月13日(土)~1月28日(日) 13:00~18:00
2024年2月3日(土)10:00~15:00
休館日月曜日
会場東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2、交流スペース
料金無料
主催東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
URLhttp://tinyurl.com/msfszcxd