室内外の建築パーツや家づくりのヒントになる書籍などを提案
銀座 蔦屋書店は、建築パーツの新しいセレクトブランド「Noizless」とコラボレーションした展示販売イベント「手ざわりから始める家づくり」を2023年3月1日(水)から4月2日(日)まで開催する。同ブランドでは初めて建築パーツの展示・店頭販売を行うほか、ブランドブック『Noizless VOL.01』の書店先行販売も行う。また当イベントを記念し、建築家・谷尻誠の選書による、「家づくりのはじめに読んで欲しい書籍」も紹介する。 2022年9月に誕生したNoizlessがセレクトした建築パーツは、いずれもシンプルで長く愛せるデザイン。本イベントにおいて、初めて同ブランド製品の実物展示と店頭販売(一部のパーツを除く)を行う。また、同ブランドブックの創刊号『Noizless VOL.01』を銀座 蔦屋書店でのみ先行販売する。『Noizless VOL.01』の表紙を飾っている住宅の設計は、ノイズのない細部までデザインの行き届いている空間の理想的な例として、建築家・谷尻誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE)が手掛ける。本展示を記念し、谷尻の選書による「家づくりのはじめに読んで欲しい書籍」をコメントと合わせて紹介する。どんな空間にしようかと期待に胸が弾み、同時に数々の決断が必要となる家づくり。特にその過程で気づかされるのが、選ぶべき建築パーツの多さ。本展示ではセレクトした建築パーツの手ざわりを実際に触れて知って確かめられる機会となる。
建築パーツ
kacu 天井付け物干し
最近は洗濯物を家の外には干さないというスタイルの方も増えている。理由は花粉や防犯、生活リズムの変化、乾燥機器の機能向上など様々であるが、家の外ではあまり気にならなかった物干しのデザインも家の中に入ってくると気になり出す。その家らしさを崩さない物干しを考えた時、極力シンプルで癖のないものが必要だと考える。そして、今までの物干しのイメージである丸い棒から離れたデザインが良いのではないかと、kacuは25mmの角柱で構成されたシンプルな物干しとなった。家は曲線が少ない。壁も床も箱状であるのが通常で、そこに付く建築パーツも四角い物が多い。そんな空間のなかで、最も自然に感じるのは四角い形状ではないかと思い至った。
vik 玄関用マルチフック
玄関は何かと慌ただしい場所でもあり、家の第一印象。帰宅時、鍵を探すのに買い物袋や傘をかけたり、散歩前のペットのリードを掛けておいたり、日常使いのちょっとしたフックが玄関にあれば便利。しかし、全体の調和を乱す存在は付けたくない。vikは、使い方を考え抜くことでシンプルになった形状、柔らかいのに強い素材の組み合わせで日常使いにちょうど良い存在となる。
Noizless(ノイズレス)
2022年9月、建材の開発から住宅設計まで行う森田アルミ工業から、建築パーツの新しいセレクトブランド「Noizless(ノイズレス)」が誕生。家を構成する建築パーツを一覧化し、それぞれのパーツごとに森田アルミ工業の建築士とデザイナーがメーカーの垣根を超えてセレクトしている。「私にとっての“普通”を知る、選ぶ、暮らす」をコンセプトに、施主にとって違和感がなくて、長く愛せる、自分にとっての“普通”、そんな自分の物差しを持つ手がかりとなるよう、様々なコンテンツを作成する。
『Noizless VOL.01』
プロの目線で厳選した、建材パーツの新しいセレクトブランド、Noizless。創刊号の『Noizless VOL.01』では、メーカーの垣根を超えて19カテゴリの商品を掲載。これから家づくりを始める人に届けたい一冊。
- サイズ:270 × 210mm
- ページ:48ページ
- 価格:660円(税込)
谷尻 誠(たにじり まこと)
建築家、起業家、SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役。1974年広島生まれ。2000年 建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授なども勤める。近年「絶景不動産」「tecture」「社外取締役」「toha」「DAICHI」をはじめとする多分野で開業、事業と設計をブリッジさせて活動している。
「手ざわりから始める家づくり」開催概要
期間 | 2023年3月1日(水)から4月2日(日)まで |
会場 | 銀座 蔦屋書店 建築書売り場平台 |