偏見とスティグマを解体する
アーキテクチャー・ウィズアウト・ボーダーズ・ケベック(AWBQ)、モントリオール大学社会労働学部のキャロリーヌ・グリマール教授、UQAMデザイン学部のアンヌ=マリー・ブルードゥー教授らによる共催展「(IN)VISIBLE:ホームレスのプリズムを通して見るデザイン」がカナダ・ケベック UQAMデザインセンターで2024年5月23日(木)から6月16日(日)まで開催される。世界中で起きている住宅危機は依然としてホームレス問題を増長する引き金となっていることを背景に、本展は敵対的なデザインや都市キャンプの解体といった都市戦略によってしばしば不可視化されている現状をリサーチした成果となっている。
本展ではホームレスの人々の空間的な主張を、彼らを傷つけることなく可視化する方法についての考察を提案。クリティカル・マッピング、フォトボイス(写真を声として利用する視覚的手法)、参加型デザイン、クリティカル・デザインといった、デザインの分野で採られる手法により様々なタイプの経験的、芸術的、実践的、専門的知識を提示している。
アーキテクチャー・ウィズアウト・ボーダーズ・ケベック(AWBQ)
危機、自然災害、社会的不平等に苦しむ人々を支援する組織である。AWBQは、建築分野のさまざまなアクターが参加することで、地域社会と協力し、彼らの能力を高めている。AWBQは、他のカナダ国際協力団体とともに海外で、またケベック州内では都市部や先住民族とともに活動している。2008年に設立され、建築専門職の人道支援を代表。会員の社会的責任とボランティア参加を促進し、ケベック州の全建築家4,500人が参加している。AWBQは、専門職団体間のこのユニークなパートナーシップに基づき、他業種や数多くのパートナーとともに実践している。
「(IN)VISIBLE:ホームレスのプリズムを通して見るデザイン」開催概要
会期 | 2024年5月23日(木)~6月16日(日) |
会場 | UQAMデザインセンター |
URL | https://tinyurl.com/275dj5xe |