独⾃の視線で捉えた⽇本各地の摩訶不思議な「⼤神仏」

写真家・⼩林伸⼀郎個展「⼤神仏」展がWISH LESS galleryで2024年4⽉27⽇(⼟)から5⽉12⽇(⽇)まで開催される。小林は⽇本全国を巡り、廃墟や寂れた建造物を独⾃の視線で撮り続け、⻑い年⽉による劣化や腐⾷でもたらされた廃墟に眠る美を記録し廃墟ブームを築き上げた。写真家としてはこれまでに平凡社準太陽賞、コニカ写真奨励賞、講談社出版⽂化賞を受賞。シャネル銀座ビルディング建設プロジェクトの密着撮影や東京ディズニーシー5周年記念写真集オフィシャルフォトグラファーを務めるなど活躍している。

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© Shinichiro Kobayashi

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© Shinichiro Kobayashi

本展では2023年に刊⾏された写真集「⼤神仏」(東京キララ社)より、小林が撮影した⽇本各地に点在するエキセントリックな巨⼤神仏の奇観を展示。寺社仏閣だけでなく公共物や観光スポットとして、あるいは個⼈的な崇拝のために建造された摩訶不思議な⼤神仏には、⼈々の熱い信仰⼼が体現され、俗界と隔たれた異界をこの世に出現させている。

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⼩林伸⼀郎

1956年東京都⽣まれ。専修⼤学卒業。スタジオ、出版社勤務を経て株式会社スタジオライズを設⽴。平凡社準太陽賞、コニカ写真奨励賞、東京国際写真ビエンナーレ・キヤノン賞、講談社出版⽂化賞を受賞。2004年完成CHANEL GINZA・2017年完成GINZA NAMIKI建設プロジェクト、2015年世界遺産「明治⽇本の産業⾰命遺産」、東京ディズニーシー5周年記念写真集オフィシャルフォトグラファーとして活動。主な写真集に、変貌する東京湾岸、建設途中の⾼速道路や橋、ダムの景観を捉えた『Tokyo Bay Side』『JAPAN NEW MAP』、廃墟をモチーフにした『廃墟遊戯』『廃墟漂流』『NO MAN'S LAND軍艦島』『亡骸劇場』『最終⼯場』を出版。2023年⽇本全国の寺社仏閣を独⾃の視線で撮影したシリーズより写真集『⼤神仏』を東京キララ社より刊⾏。作品は東京都写真美術館、なかた美術館、他に所蔵されている。

⼩林伸⼀郎 写真展「⼤神仏」展 概要

会期2024年4⽉27⽇(⼟)〜5⽉12⽇(⽇)
時間12:00〜18:00
休廊日⽉曜〜⽔曜
会場WISH LESS gallery
料金無料
URLhttps://wish-less.com/

⼩林伸⼀郎著 神々のエントランス『⼤神仏』書籍概要

発売日2023年12月12日
出版社東京キララ社
サイズB5判
ページ数176ページ
定価3,300円(税込)
URLhttps://www.tokyokirara.com/