世界的デザイナー、イームズ夫妻を新たな切り口で紹介した書籍『イームズを読み解く』が発刊
世界的デザイナーであるイームズ夫妻の発想やデザインコンセプトを、55枚の図面などから読み解く本『イームズを読み解く』が、誠文堂新光社より2022年7月12日(火)に発売される。世界的デザイナーである、チャールズ&レイ・イームズ夫妻を既刊のイームズ関連書にはなかった切り口で紹介した一冊となっている。
本書の特徴
- 本書の半分以上のページを使って、イームズの椅子やテーブルの貴重なオリジナル図面を55枚掲載。
- 図面などから、イームズの発想やデザインコンセプトを読み解く。
- 図面と椅子などの写真を並べて載せ、読者がわかりやすくイームズ作品を理解できるようにしている。特徴的な箇所は、拡大写真を掲載。
- イームズの多方面にわたる業績(映像、エキシビション、建築など)、さまざまな分野の人たちとの関係(エーロ・サーリネン、イサム・ノグチなど)、日本への影響(イームズの椅子が日本で製造、剣持勇などのデザイナーとの交流など)などをコンパクトにまとめて紹介。
- イームズの生い立ちや業績を網羅した年譜を、巻末に掲載。
目次抜粋
Chapter1:イームズとはどのような人物か(何者か)~イームズ夫妻の多彩な活動~
Chapter2:イームズ夫妻の波乱万丈の人生は「出会い」から生まれた~第1幕から第4幕まで~
Chapter3:図面から読み解く、イームズの真髄~イームズが手掛けた椅子とテーブルの図面55枚を一挙掲載~
Chapter4:イームズデザインのキーワードとコンセプト~簡潔、明快、機能性、軽やか、巨視と微視……人とその日常~
Chapter5:プロダクトデザイン以外の多様な仕事~映像、エキシビション、建築、絵画、玩具……~
Chapter6:日本との関係、日本への影響~イームズの椅子が日本でも製造、日本のデザイナーとの交流~
チャールズ&レイ・イームズ 巨大な樹木の図表:チャールズ&レイ・イームズの主な出会いと人脈、主な作品・製品
イームズ夫妻が直接出会った人たち
プロフィルとイームズとの関係
マイ・イームズリテラシー
イームズ年譜 ほか…
著者・寺原 芳彦 プロフィール
1943年、東京都生まれ。武蔵野美術大学名誉教授。チャールズ&レイ・イームズ研究者。インテリア・プロダクトデザイナー。シカゴ美術館付属大学(SAIC)など海外大学交換交流教員・客員教授を歴任。毎日ID賞、JID賞(日本インテリアデザイナー協会賞)など受賞。「チタニウムチェア」などがヴィトラデザインミュージアムに収蔵。著書に『世界の名作椅子40選 うしろ姿から探る機能と美』(丸善出版)、共著に『インテリア・デザインを知る』(鹿島出版会)、監修に『インテリアデザイン』(武蔵野美術大学出版会)。『かたち・機能のデザイン事典』(丸善出版)で、「家具」の項を担当。
『イームズを読み解く』書籍概要
著者 | 寺原 芳彦 |
仕様 | B5、248ページ |
定価 | 4,400円(税込) |
発売日 | 2022年7月12日(火) |
ISBN | 978-4-416-52227-1 |
購入 | 誠文堂新光社 書籍紹介ページ |