メキシコシティの最先端複合施設にラテンアメリカ初のAIアート作品が展示

メキシコシティにあるヌエボポランコでは大規模な都市開発が進められており、新しく建設される複合施設「ヌーシャテル・クアドランテ・ポランコ」はこの地の未来の象徴となる、今までにない最先端の施設である。不動産開発業者のIvanhoé Cambridgeが所有しMIRAが開発を進めている本プロジェクトは、モビリティ、アート、アーバニズム、デザイン、効率性、そしてコミュニティ創生に注力して進められており、メキシコシティに暮らす人々のクオリティオブライフ向上を目指している。施設内に設置されるAIアート作品「The Eye of Mexico」はその理念を形にしたものである。ラテンアメリカ初のAIアート作品となる本作は、クリエイティブコンサルのMASSIVartがキュレーションし、Ouchhhが制作を手掛けた。

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Photo credit: The Eye of Mexico by Ouchhh, commissioned by MIRA and MASSIVart, Neuchâtel Cuadrante Polanco, Mexico City

最新の複合施設「ヌーシャテル・クアドランテ・ポランコ」

首都の中心地に位置し、文化的にも重要な場所に戦略的に配置された本施設は、コミュニティのあるべき姿を再定義し、地域住民にポジティブな影響を与える今までにないタイプの施設となる。建物が連なるブロックや大通り、プラザ、公共スペース、レクリエーションゾーン、横断歩道などが織り合わさって形成されたエコシステムで、住民の日常生活が繰り広げられる。現在のメキシコシティが直面する都市問題を受け、本プロジェクトでは、徒歩空間が融合するデザインによって密接な交流を促し、地域への帰属意識を回復させることが狙いだ。この地の住居形態の変遷において、間違いなく画期的なプロジェクトとなるだろう。

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Photo credit: Neuchâtel Cuadrante Polanco in Mexico City

AIパブリックアート「The Eye of Mexico」

2022年5月、複合施設のセントラルプラザに登場するのが、ラテンアメリカ初のAIパブリックアート作品「The Eye of Mexico」である。映像と音を通して、住人の動きに呼応したパフォーマンスが繰り広げられ、アートと科学、テクノロジー、そしてアーバニズムとモビリティの間に存在する関係性を観客に伝達する。アートを身近に感じられるクリエイティブな場の創出をグローバルに展開してきたMIRAとMASSIVartがコラボレーションすることにより、クライアントと観客との間に密接なつながりを形成するプロジェクトが完成するだろう。そして、この新しいアート作品を通して、「ヌーシャテル・クアドランテ・ポランコ」がモビリティ、機能性、文化、レジャー、アーバニズムのシンボルとなり、未来の都市の姿をグローバルに発信していくのだ。

「ヌーシャテル・クアドランテ・ポランコ」によって、サステナブルなくらし、仕事、遊び、買い物、飲食などが可能となります。地域と密接に繋がり、健全なワークライフバランスを求める人々にとって、魅力的なプロジェクトとなっています。施設の現代性は、「The Eye of Mexico」によって更に強調されるでしょう。

Jorge Margain、Ivanhoé Cambridge Mexico マネージングディレクター

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Photo credit: The Eye of Mexico by Ouchhh, commissioned by MIRA and MASSIVart, Neuchâtel Cuadrante Polanco, Mexico City

「The Eye of Mexico」は、この複合施設のダイナミズムを表現するものであり、モビリティの未来を暗示するものでもあります。このような素晴らしいプロジェクトの実現に寄与できたことを誇りに思います。

Philippe Demers、MASSIVart 共同創始者 兼 クリエイティブディレクター

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Photo credit: The Eye of Mexico by Ouchhh, commissioned by MIRA and MASSIVart, Neuchâtel Cuadrante Polanco, Mexico City

Ivanhoé Cambridgeについて

Ivanhoé Cambridgeは、ハイクオリティな不動産プロジェクトや企業を専門にする開発業者。世界各地においてダイナミックな都市構造の構築を行っている。長期的なパフォーマンスを視野に入れ、環境負荷を減らしながら、地域や人々のウェルビーイングに貢献できる空間を創出し育むことを使命としている。業界リーダーのパートナー企業や不動産投資ファンドを介してグローバルに投資し、主に産業、ロジスティクス、オフィス、住居、リテールの分野で1,200以上の不動産を所有している。2021年12月末時点で690億カナダドルの不動産資産を保有し、グローバル不動産グループCaisse de dépôt et placement du Québecの不動産子会社である。

MIRAについて

MIRAは、都市開発や都市デザインを中心とした不動産投資や開発を手掛けている。公共スペースとプライベートスペースを交錯させることでコミュニティを形成し、都市全体と繋がることができる空間を実現することで、日常を特別なものにする手助けをしている。バハ・カリフォルニア、モンテレイ（メキシコ）、ケンタロ（メキシコ）、キンタナ・ロー（メキシコ）のプロジェクトはその成功例の一部である。

MASSIVartについて

MASSIVartは、グローバルなプレイスメイキングを展開するクリエイティブ企業。文化とプレイスメイキングが活気のあるコミュニティとビジネスの基礎であり、アートと文化によって空間を豊かにし、個性を与え、その価値を形作ることができると考えている。戦略的なクリエイティブビジョンにより、文化的な場の創出、キュレーション、デザインを提供している。