AHMED MANNAN/石川健人 / 石渡結 / 金子太一 / 北川光恵 / 中村みちるが企画

クマ財団は支援する若手クリエイターたちの発表の場・クマ財団ギャラリーで、クリエイター奨学生第7期の6名が参加するグループ企画展「日々の触覚」を2024年3月9日(土)から3月24日(日)まで開催する。クマ財団は「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、「クリエイター奨学金」をはじめ次世代を担うクリエイターの育成に取り組んでいる。今回の展覧会は、活動中のクリエイター奨学金7期生・36名がそれぞれの作品や活動を発表するシリーズ「KUMA experiment 2023-24」の第六弾として開催される。adf-web-mgazine-kuma-experiment-2023-24-1

参加するクリエイターは自身のアイデンティティやそれに関連した問題を紐付けた絵画制作を行うAHMED MANNAN、社会問題などあらゆる関心事からアイディアを参照して音楽を生み出す石川健人、布を半立体的なものと捉え構造に焦点を当てた作品を手がける石渡結、木工や鉄鋼等にデジタルファブリケーションを用いて建築への応用を試みる金子太一、私的な出来事が外へ向かう瞬間に現れるものを小説や詩などで記述する北川光恵、発話や演奏家同士の身体性に着目して現代音楽の作曲を行う中村みちるの6名。異なる領域で未来を見据えて創作する若手クリエイターがそれぞれの取り組みを発表する。adf-web-mgazine-kuma-experiment-2023-24-11

日々の触覚 Statement

お風呂に浮かぶアヒル / 布を見て想起する泳ぐ私 / アトピーの私が掻くリズム / 自分を整理するための制作 / 雪で曲がったガードレール / 家族との会話 / 遅くなる画面越しの会話 / 夢で友人が言った言葉 / 電柱に止まる鴉を見る老人 / 筆に付いた絵の具 / 早口言葉から立ちのぼってくるパルス。

出来事はとりとめもなく引き起こされ、流れていく。ここに集まった6名は、泡がはじけるような気づきやその感触をより大きな社会的・文化的領野へと引き込み、作品へと昇華させている。出来事を掬いとり、結びつけた先にある本展覧会で、それぞれの作品は再び方々に向い、進んでいく。

出展作家

AHMED MANNAN
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AHMED MANNAN《材料と状態の絵》2023

石川 健人(Kento Ishikawa)
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石川 健人《Beyond the Melting Pot II for Orchestra》2022

石渡 結(Yui Ishiwata)
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石渡 結《Tabula Rasa》2023

金子 太一(Taichi Kaneko)
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金子 太一《桶箱工法 ver.2》2023

北川 光恵(Mitsue Kitagawa)
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北川 光恵《拭えぬ血、》2022

中村 みちる(Michiru Nakamura)
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中村 みちる《(Face)-to-(Face)I for 2 Violins》2021年

クマ財団

コロプラ創業者である馬場功淳が2016年に設立した次代を担う若きクリエイターの活動を支援・助成することを目的とした財団。25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金制度」の制定を主軸に、勉強会・交流会といったインプット機会の提供や、制作した作品の展示会など発表の場の提供している。

「KUMA experiment 2023-24」vol.6展覧会「日々の触覚」

会期2024年3月9日(土)から3月24日(日)まで
会場クマ財団ギャラリー
時間12:00 - 19:00
料金入場無料
URL http://tinyurl.com/mcbmwch5