著名写真家による写真集シリーズ「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION」の第5弾
キヤノンマーケティングジャパンは、著名写真家による写真集シリーズ「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION」の第5弾として、写真家の西澤丞による写真集『DEMIURGOS(デミウルゴス)』を2022年10月13日より発売する。西澤が捉えた立ち入り禁止の先の世界はSFの世界のようで、「人間」の凄さを超えた、神々しささえ感じる作品集となっている。
写真集について
タイトルの「デミウルゴス」は、古代ギリシア語で「職人・工匠」を意味し、哲学者プラトンが物質的世界の存在を説明するために、物質世界を創造した者「造物主」を指す言葉として使用したといわれている。“DEMIURGOS”は、工場の内部など西澤がこれまで捉えてきた非公開の「現場」をまとめた写真集。一般的には撮影許可どころか、立ち入ることさえ禁じられている世界は、驚くべき光景の連続。どこの、何を撮った写真なのか、説明をあえてつけていない。印刷・製本は、キヤノンの業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」を使用し、広い色再現や精細な解像感、暗部の諧調表現による立体感を追求している。
「DEMIURGOS」古代ギリシア語で職人や技術者を意味する言葉
複雑な配管や巨大な設備群を目の当たりにし、夢中でシャッターを切る。
いったい誰が、どうやって、こんなものを作ったのかと思わざるを得ないが、実際に設備を作った人に話を聞くと、いたって普通の人たちだということに気がつく。
ただ、彼らの目的は明確だ。ただひたすら目的を達成するための努力をした結果、それが想像を超えた機能美や迫力といった形で私たちに迫ってくるのだ。
私の撮影は、彼らとは違う視点で現場の魅力を発見し、彼らの努力を伝えるお手伝いをしているに過ぎない。この写真集は、私の写真集であると同時に、技術者や現場で働いている人たちの作品集なのだ。西澤 丞
西澤 丞
「写真を通じて日本の現場を応援する」というコンセプトのもと、科学や工業、暮らしを支えている現場などの写真を撮影し、著作物や雑誌などで発表している。愛知教育大学美術科卒、自動車メーカーデザイン室、撮影プロダクション勤務を経て2000年よりフリー。写真集に『福島第一 廃炉の記録』(みすず書房)、『MEGA-SHIP』、『鋼鉄地帯』(共に太田出版)などがある。愛知県出身、群馬県在住。
PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION
写真集シリーズ『PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION』は、著名写真家による作品群を再構成・デザインし制作。写真家がカメラで捉えたかけがえのない一瞬や心打たれる美しい光景を、手元でいつでも愉しみ、ずっと残しておけるような写真集として届る完全受注生産の写真集シリーズ。
PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION Vol.05 西澤丞 DEMIURGOS
発売 | 2022年10月13日(木) |
判型 | 240mmスクエア、80ページ、ラスター、化粧箱入り |
特典 | 写真家の直筆サイン入りオリジナルプリント240mmスクエア1枚付き |
価格 | 29,150円(税込、送料込)※受注生産 |
販売 | キヤノンオンラインショップ(500部限定販売) |