リアル×メタバースで体験するアートオークションイベント「NAKED AUCTION 0」
ネイキッド初企画となるアートオークションイベント「NAKED AUCTION 0(ゼロ)」が京都の本願寺伝道院にて、2022年11月27日(日)に開催される。本企画は、メタバース空間でのオークション会場にバーチャルからはもちろん、リアルの伝道院からも参加できる、次世代型オークションイベントとなっている。リアルの会場では、アーティスト 村松亮太郎/NAKED作品「DANDELION PROJECT」や、デジタルアート3点(2022年11月27日限定)が展示される。
不要になったものを人に譲り、大切に末長くものを扱うという心が原点であり、もとはイギリスの市民により教会の裏庭で始まったと言われるオークション。日本ではまだ馴染みの薄いアートオークション文化を、東洋と西洋の建築様式が共存する本願寺伝道院からアップデートして発信する。これまでハードルが高かったアートオークションにもっと気軽に参加できる新たなスタイルのオークションを通じて、日本のアートシーンをサポートする。また、リアルオークションの進行を務めるのは、世界的なオークショニア サザビーズ日本法人 元代表取締役社長である柴山哲治。本格的なアートオークション体験を届ける。会場は本願寺伝道院をメタバース化した空間と、普段は非公開のリアルの本願寺伝道院。リアルの伝道院とメタバース(バーチャル)両方からの参加が可能だ。
売上は西本願寺の文化財保護に寄付
今回のバーチャルオークションでは、日本の伝統文化を担う、茶道、華道、香道の三道の方々とアーティスト 村松亮太郎がコラボレーションしたNFTアート作品4作品を出品。NFTアートの売上の一部は西本願寺の文化財保護のために寄付される。リアルのオークションには、京都をはじめ、全国から公募したアーティストの作品が出品される。リアルオークションの出品作品については、売上のすべてが、出品アーティストに支払われる。また、伝道院では、2022年11月27日限定で、村松亮太郎/NAKEDのデジタルアート作品も展示する。
西本願寺・唐門では、世界と繋がるアートプロジェクト「DANDELION PROJECT」を限定公開
2022年11月24日から27日の4日間、伝道院のサテライト会場として、西本願寺・唐門にて、平和を願う参加型アートプロジェクト「DANDELION PROJECT」が体験できる。タンポポのオブジェに息を吹きかけると、舞い上がった綿毛がネットワークを通じて世界中に舞い、各地に設置された「DANDELION」のそばで花を咲かせる。あらゆる境界を超えて、ネットワークで世界中の人々との繋がりを感じられる本プロジェクトは、世界で75万人以上がすでに体験している。
オークション出品 NFTアート詳細
茶道 奈良宗久×村松亮太郎『茶の記憶』
一期一会のひととき、お茶の“記憶”をNFTの技術で残すアート。今回は、奈良が亭主となり、村松と金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子を招いた茶会の軌跡がNFTアートとなる。
いけばな草月流 家元 勅使河原茜×村松亮太郎『「おわり」と「はじまり」』
茶室の「おわり」と「はじまり」をテーマに、近年注目を集める技術フォトグラメトリー技術でいけばなを撮影。リアルからバーチャルへ、生からデジタルへ、終わると同時に新たに始まることを表現したNFTいけばな作品。
志野流香道 若宗匠 蜂谷宗苾×村松亮太郎『四季の香り』
現代の茶室をテーマに香りを作成し、その物語・世界観を和歌と一緒にビジュアル化。さらに、オークションでの落札者には実際にその香りも届くなど、リアル(香り)とバーチャル(NFTアート)が融合する作品。
華道家元池坊 次期家元 池坊専好×村松亮太郎『鳳凰』
村松亮太郎と華道家元池坊 次期家元 池坊専好のコラボ作品「鳳凰」の周りをメタバース二条城の参加者たちの生けた自分だけの花「MY FLOWER」が彩るNFTアート作品。
「NAKED AUCTION 0」開催概要
会期 | 2022年11月27日(日) |
会場 | 本願寺伝道院 |
入場/参加 | 無料(落札者は落札額が必要)※伝道院での参加には招待券が必要 |