絵画、音楽、彫刻、インスタレーションなど様々なジャンルで活躍するクマ財団の活動支援生による「KUMA selection」

クマ財団は25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金」の卒業生を対象とした「活動支援事業」を通して、次世代を担うクリエイターの育成に取り組んでいる。その「活動支援事業」の一環として活動支援生によるシリーズ企画「KUMA selection」を2024年5月11日(土)から9月30日(月)まで開催する。

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※メインビジュアルは昨年の「KUMA selection」の様子

これまで支援してきた活動支援生の有志11名にクマ財団ギャラリーを自由に利用する機会を提供し、個展や公演、ライブ、上映会などを各クリエイターが企画。様々なジャンルで創作活動に打ち込み、新しい価値を創造しようと試みる若手クリエイターのプレゼンテーションを毎月2〜3名ずつ発表する。adf-web-magazine-kuma-selection-2024-4

参加クリエイター(活動支援生11名)

渋谷七奈(​​絵画)プロフィール

ペインターである渋谷七奈は、東北を拠点に作品を発表。現在は「ネアンデルタール人が死者に花を供えていた」という言説に着目して描いた作品を発表している。

高畑彩佳(絵画 / インスタレーション)プロフィール

美術家である高畑彩佳は、「人は見ている。そこに誰もいなくても。」 という教えのもとで育つ。私を見つめる目。目とは誰か。神か、自然か、他者か、あるいは己か。

Meta Flower(久保田樹)(彫刻 / 音楽)プロフィール

1994年藤沢生まれの久保田樹はラッパーであり、美術家でもある。東京藝術大学美術学部彫刻科、学部、修士卒業。アンダーグラウンドからメジャーまで、海外でも楽曲制作を行っている。爆薬を地中にて起爆し、衝撃波のエネルギーを模った世界最速彫刻を制作。

久保暖(音楽)プロフィール

音楽家である久保暖は独自の手法で生成した音を用いて有機的な電子音を奏でる。2018年夏季にソロEPをはじめ多数作品をリリース。美術分野では、現象を抽象化して時間軸上で拮抗を扱う空間作品を制作する。

筒 | tsu-tsu(ドキュメンタリーアクティング)プロフィール

ドキュメンタリーアクターであるは、幼少時より修する古典舞踊から得た「筒(つつ)」という身体感覚を手がかりに、演技と共同体にまつわるプロジェクトを展開する。

山縣瑠衣(絵画)プロフィール

山縣瑠衣は自らの皮膚に対する意識や視座を制作の基調に置いている。近作では、衛星地図のような垂直の眺めにおける風景の経験とそのパースペクティブを捉え、既に地図の中に捕らえられた表面=自己という状況の中で「風景画」の主題に取り組む。

乾真裕子(映像 / パフォーマンスアート)プロフィール

東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。乾真裕子は、フェミニズムやクィア理論を手がかりに、自身の身体を用いたパフォーマンスや映像作品を制作。

岡碧幸(メディアアート)プロフィール

岡碧幸は北海道大学農学部を卒業後、Royal College of ArtにてInformation Experience Designを学ぶ。環境生命化学、情報学、哲学の観点からモノを観察した作品により、現代社会での人と人以外の存在の関係性を探る。

石島響(メディアアート)プロフィール

石島響は多摩美術大学大学院修了後、ベルリン芸術大学大学院New Media修士修了。ベルリンを拠点に活動中。インスタレーション、映像、キネティックやインターネットアート等多様な表現を用い、芸術と社会の相互作用性、メディアにより生じる個人の認識 / 感情への影響についての研究と芸術実践を行っている。

倉敷安耶(絵画)プロフィール

2020年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。東京と京都を拠点に活動する倉敷安耶は、一貫して肉体という個別の物質、あるいは付属するカテゴライズによって絶対に断絶された孤独な存在のひとつであるという自覚を持ち、他者との距離について制作を行う。

沖田愛有美(絵画 / 工芸)プロフィール

沖田愛有美は漆をメディウムとした絵画作品を制作している。絵画や工芸の区分にもとづく還元主義的な表現の規範化を回避し、自然界の現象や様々な種、それらと非人間の境界など複数の要素が複雑に結びつき絡まり合う様子を生きる描画材料との協働によって描き出す。

活動支援生11名によるシリーズ企画「KUMA selection 2024」

期間2024年5月11日(土)から9月30日(月)まで
会場クマ財団ギャラリー
料金無料
URLhttps://kuma-foundation.org/gallery/