東京九段下の築94年の歴史的建築物kudan houseの歴史や風景、人との繋がりにフォーカスした展示会「EXISTENCE-kudan house」
現代美術プラットフォーム「Personal Structures」を主催するレネ・リートマイヤーの「EXISTENCE - kudan house」展が2021年1月12日(火)から24日(日)まで開催される。作品とは自分の存在を映し出すもの。レネ・リートマイヤーは、紙を使った「Boxes」「Objects on Paper」という作品を通して、彼の人生や自分自身を投影し、表現したい世界を映し出す。レネ・リートマイヤーは、素材を吟味し、形、色、質感、構成を通して東京という都市や九段下の風景から主観的に感じる思いを作品に表現する。
作品との対話を通して、自分が世界の一部であるとの認識を深め、さらに自分と向き合い、過去を見つめ直し、気づきを得て、新たな行動へとつなげる内省へと導く。作品との対話・周囲との関係性を通して自分と向き合うことは、人生の優先順位や価値観の学びに繋がる。
レネ・リートマイヤー / RENE RIETMEYER プロフィール
1957年オランダのセルトーヘンボス生まれ。オーストリアのインスブルックで心理学を学んだ後、ギリシャにある私立美術アカデミーの創設学長を務め、94年以降はアーティストとしての活動に専念。97年以降は南フランスで彼自身の芸術形式である「Boxes」を展開。コンクリート、金属、ガラス、シリコーン、接着剤など、さまざまな素材を扱うが、お気に入りの素材は油絵具。ミニマリストのアプローチでさえ、感情のない完全に個性を抹殺した「客観的な」芸術作品を生み出すのは不可能だという信念から出発し、「Boxes」と「Objects on Paper」を用いて都市や風景から主観的に感じた思いを表現しようと努めてきた。
2003年から主催する国際的な現代美術プラットフォーム「Personal Structures」は、イタリアのヴェネツィアで開催されている大規模な展示会において「Time-Space-Existence」を主なテーマとするアーティスト達との協力により世界的に評価を受けるプロジェクトに成長している。
「EXISTENCE - kudan house」概要
会期 | 2021年1月12日(火)~24日(日) |
会場 | kudan house |
住所 | 東京都千代田区九段北1-15-9 |
開館時間 | 11:00~17:00 (入館は閉館30分前まで) ※事前予約制 |
休館日 | 無休 |
観覧料 | 無料 |
主催 | European Cultural Center-Japan、株式会社NI-WA |
URL | existence-rene.peatix.com |