見る角度によって色が変化する3Dプリントによる色彩表現
3Dプリンティングなどのデジタル造形手法の開発によって新たな色彩表現を探求するデザインファブリケーションスタジオ積彩は、2022年6月25日(土)から6月30日(木)までYUGEN Galleryにて個展「PLAYFUL COLORS」を開催する。デジタルデータを高度に扱い人間の手では成し得ないような立体着彩を施した作品が展示される。
「Coloring as a code(デジタルコードによって着彩する)」というデジタルデータを高度に扱い立体着彩を施す技術を探求してきた。そして3Dプリンティングでしか成し得ないような造形や色彩表現を探求する中で繊細なプリーツを立体表面に配することにより「見る角度によって色が変化する」という視覚効果を創出させることに成功。これによりオーディエンスに対し「実物を見ているにも関わらずまるでCGを見ているかのような」新しい視覚体験を提供することが可能となった。
積彩が目指すのは3Dプリンタという最先端のテクノロジーを用いることで新しい「モノ」を作るだけではなく、その裏にある新しい「モノづくり」の在り方を思索しこの時代にふさわしい新たな「モノがたり」を紡いでいくこと。積彩にとって初のギャラリー個展である本展ではこれまでの探求の成果として生み出された複雑に色が変化する表現を利用した作品「Playful Colors」の数々が展示される。
積彩 / Sekisaiについて
大日方 伸、江口壮哉、高盛竜馬、木下里奈、知念司泰によるユニット。慶應義塾大学田中浩也研究室で行っていた「3Dプリントによる特殊色彩表現の研究」に端を発し、研究グループ代表の大日方の大学院卒業を期に社会実装に向けて創業。2021年設立。
音美衣杜について
音美衣杜は現代アートを中心に建築、工芸、ファッション、音楽などさまざまなジャンルの日本の芸術文化をボーダレスに紹介するバイリンガル美術情報誌『ONBEAT』を2014年より年2回発刊している。
YUGEN Galleryについて
YUGEN Galleryはジーンの運営する現代アートギャラリー。オフィスに併設されるオフラインギャラリーとオンラインギャラリーから構成され、現代アートの販売・プロモーションを実施するためのプラットフォームとして機能している。
個展「PLAYFUL COLORS」開催概要
会期 | 2022年6月25日(土)から6月30日(木)まで |
会場 | YUGENGallery(東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル3F) |
入館料 | 無料 |