アートギャラリー・美術館展覧会のおすすめ情報
2024年12月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールのほか、展示作品などの詳細情報をお伝えします。なお、最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどご確認のうえ、ご来館ください。
東京都現代美術館 MOTコレクション「竹林之七妍」「小さな光」「開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light/ Frozen Moment」
東京都現代美術館では、MOTコレクション「竹林之七妍」「小さな光」「開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light/ Frozen Moment」が2024年12月14日(土)から2025年3月30日(日)まで開催されます。「竹林之七妍」と「小さな光」は1階で展示され、「竹林之七妍」は東京都現代美術館所蔵の河野通勢の作品名に由来しています。この作品では、俗世を離れ竹林に集まり清談を交わす古代中国の7人の賢者が、7人の女性に置き換えられて描かれていますが、今回の展示では、この作品にちなみ、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てます。さらに、「小さな光」と題した小企画では、オラファー・エリアソンや山本高之の作品をご紹介いたします。
- 会期:2024年12月14日(土)~2025年3月30日(日)
- 会場:東京都現代美術館 コレクション展示室
- 時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
- URL:https://tinyurl.com/mpd8mbcn
金沢21世紀美術館 「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」
金沢21世紀美術館は開館20周年を記念して11月2日(土)より「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」(会期:2024年11月2日(土) - 2025年3月16日(日)を開催します。
- 会期:2024年11月2日(土)~2025年3月16日(日)
- 会場:金沢21世紀美術館
- 時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※観覧券販売は閉場の30分前まで
- URL:https://tinyurl.com/ynumn9u6
豊田市美術館 2024年度 コレクション展 Living / Rooms
豊田市美術館では、2024年10月12日[土]~12月27日[金]の期間中、2024年度 コレクション展 Living / Roomsが開催されます。Living(生活、生きること)とRooms(部屋)をキーワードに当館のコレクション(絵画、写真、映像、彫刻など)を約70点ご紹介します。
- 会期:2024年10月12日(土)~12月27日(金)
- 会場:豊田市美術館
- 時間:10:00-17:30(入場は17:00まで)
- 休館:月曜(12月2日、12月9日、12月16日、12月23日は休館)
- URL: https://tinyurl.com/3bh9hveh
十和田市現代美術館 2024年 企画展 「谷中佑輔 弔いの選択」
関西出身でベルリンを拠点に活動してきた谷中佑輔は、人間の身体を自律したものではなく周囲からの影響を受ける存在として捉え、環境や他者との関係性の中で身体がどのように現れうるかについて、彫刻やダンス、パフォーマンスなどの領域を横断しながら表現してきました。美術館での初個展となる本展では、老いや病気、怪我、障害といった全ての身体が本質的にはらむ脆弱性と、それを克服しようと日々進化する医療技術が私たちに抱かせる欲望や儚い希望、また必ずしも思い通りにならない脆さを抱えながら生きることなどについて考察し、新作のインスタレーションや彫刻、映像インスタレーション、パフォーマンスを発表します。
- 会期:2024年12月7日(土)~2025年3月23日(日)
- 会場:十和田市現代美術館
- 時間:9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
- URL:https://tinyurl.com/55u8w8nb
ポーラ美術館「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」
ポーラ美術館では2024 年12月14日(土)より企画展「カラーズ―色の秘密にせまる印象派から現代アートへ」を開催します。本展覧会は、近代から現代までの美術家たちが獲得してきた「色彩」とその表現に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、色彩の役割についてあらためて考察するものです。チューブ入りの油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19 世紀の印象派や新印象派をはじめ、20世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、そして色彩の影響力によって観る者の身体感覚をゆさぶる現代アートにいたる近現代の色彩の歴史を、おもに絵画や彫刻、インスタレーションによって読み直します。
- 会期:2024年12月14日(土)~2025年5月18日(日)
- 会場:ポーラ美術館 展示室 1, 2, 3, アトリウム ギャラリー
- 時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- URL:https://www.polamuseum.or.jp/
NTT インターコミュニケーション・センター [ICC] 企画展「evala 現われる場 消滅する像」
NTT 東日本が運営する文化施設 NTT インターコミュニケーション・センター※1(以下、ICC)では、2024 年 12 月 14 日(土)より、企画展「evala 現われる場 消滅する像」を開催します。サウンド・アーティストの evala が主宰する、音(耳)から世界を見つめるプロジェクト「See by Your Ears」の、本展のための新作を含めた、現時点におけるシリーズ集大成となる展覧会です。「See by Your Ears」の原点であり、2013 年に ICC 無響室で制作、発表された《大きな耳をもったキツネ》や、その後国内外で発表されてきた作品、さらに ICC で最も大きな展示室を全室使用した大型インスタレーションほか、複数の新作によって、精緻に構築された音響空間のなかで、聴くことと見ることが融け合う新たな知覚体験を提示します。
- 会期:2024年12月14日(土)~2025年3月9日(日)
- 会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA、B
- 時間:11:00~18:00 (入館は閉館の30分前まで)
- URL:https://tinyurl.com/5fm6z8nu
水戸芸術館現代美術ギャラリー 企画展「田村友一郎 ATM」
水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、11月2日(土)より企画展「田村友一郎 ATM」を開催します。本展において田村は、水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作インスタレーション《ATM》を発表します。ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村が、これまで書き綴ったテキストをもとに、自身の作品の根幹にある書きあらわすという行為を生成AIに委ね、生成AIはそれを手がかりに、新たな物語を機械的に提示することを試みます。また、同時開催の展覧会「クリテリオム101」では、滞在先で出会った人との関わりや、その地に見られる社会状況の観察から、移動や労働をめぐる考察を映像で表現する渡邊拓也を紹介します。
- 会期:2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
- 時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
- 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
- URL:https://tinyurl.com/bdyu7sy3
東京アートミュージアム 「半世紀後の問い」
「半世紀後の問い」展は、1975年に東京芸術大学油画専攻に入学した表現者たちに呼びかけて開催されます。彼らは当時抱えていた課題を、半世紀にわたってどのように昇華させ、そして今日、改めて「問い」として具現化した姿を示すことを目的とした展覧会です。本展では、20世紀モダニズムを意識せざるを得なかった最終世代の表現者たちが、制作や生活、さまざまな場面で形作った作品を展示します。単なる局所的な断片の提示にとどまらず、既存の「造形形式の枠」を超えた作品群を通じて、出展者の多様な志向と手法を紹介します。これにより、彼らの作品を通じて時代を映し出す一つの世代の視点を示す試みでもあります。
- 会期:2024年10月5日(土)~12月22日(日)
- 時間:11:00~18:30(入館18:00まで)
- 開館:木・金・土・日曜日
- 会場:東京アートミュージアム
- URL:https://tinyurl.com/msb5jc5s
Tokyo International Gallery AshuPine個展「2024 Exhibition AshuPine」
アーティストAshuPineによる個展「2024 Exhibition AshuPine」が、品川のTokyo International Galleryで2024年11月30日から12月28日まで開催されます。この展覧会では、大作を含む約90点の作品が一堂に会し、AshuPineが提案する革新的な空間芸術の世界を体感することができます。AshuPineの作品は、力強さと繊細さ、そしてアバンギャルドな表現とエレガンスを併せ持っています。建築やインテリア、ファッションといった異なる領域を横断するアプローチは、伝統的な「デザイナー」の枠を超え、新たな空間芸術の可能性を追求するものです。
- 会期:2024年11月30日(土)~12月28日(土)
- 時間:12:00~20:00(日曜休廊)
- 会場:Tokyo International Gallery
- URL:https://tinyurl.com/3d3546be
hide gallery 吉田紳平個展「My husband」
hide galleryで吉田紳平個展「My husband」が、2024年11月30日(土)から12月22日(日)まで開催されます。本展は、吉田の代表的なポートレートシリーズの油彩画に加え、空間に呼応したインスタレーション作品で構成されています。国内外で展示を行っている吉田にとって、東京では2年ぶりの開催となります。
- 会期:2024年11月30日(土)~12月22日(日)
- 時間:12:00~18:00
- 休館:火・水曜日
- 会場:hide gallery
- URL:https://tinyurl.com/4xtk5rz5
B1Storage Tadahiro Gunji個展「Collectivity 093 – 128 Between summer and fall」
ブルックリンを拠点に活動するビジュアルアーティストTadahiro Gunjiによる8年ぶりの日本での個展が、東京都渋谷区のB1Storagedeで2024年11月30日(土)から12月21日(土)まで開催されます。本展では、ニューヨーク・ブルックリンでの7年間に制作されたウォールスカルプチャー、セラミック、コラージュなどの多様な作品が展示され、彼の独自の表現を堪能することができます。
- 会期:2024年11月30日(土)~12月21日(土)
- 会場:B1Storage
- 時間:12:00~19:00
- 休廊:日曜日
- URL:https://tinyurl.com/4j3ywd3w
エスパス ルイ・ヴィトン東京 ウェイド・ガイトン個展「Thirteen Paintings」
エスパス ルイ・ヴィトン東京は、2024年10月31日から2025年3月16日まで、アメリカ人アーティスト・ウェイド・ガイトンによる個展「Thirteen Paintings」を開催します。本展は、東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪に展開される「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵する未公開作品を紹介するものです。この取り組みは、フォンダシオンの理念に基づき、より多くの観客に現代アートの魅力を届ける機会を創出する国際的なプロジェクトの一環となっています。
- 会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
- 会期:2024年10月31日(木)~2025年3月16日(日)
- 時間:12:00~20:00
- 入場:無料
- URL:https://tinyurl.com/42pubty9