坂本龍一 + 高谷史郎、コーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一などが参加
アンビエントをテーマにした音・映像・光のインスタレーション展BRIAN ENO AMBIENT KYOTOの第2弾「AMBIENT KYOTO 2023」が、2023年10月6日(金)から12月24日(日)まで、広大な印刷工場跡(京都新聞ビル地下1階)と、昨年度も会場となった築93年の京都中央信用金庫旧厚生センターの2会場で開催する。
建物全フロアを、ZAKによる立体音響を軸に、アンビエントな光、映像、霧、そして和泉侃による「聴覚へアプローチする」香りで演出。さまざまな感覚をひらき、全身で楽しめる体験型のインスタレーション作品に創り上げ、昨年のブライアン・イーノから引き継ぐアンビエント性も継続しながら、本展では「新しいアンビエントの形」を発信する。
作品紹介
坂本龍一 + 高谷史郎|async – immersion 2023
坂本龍一が2017年に発表したスタジオ・アルバム『async』をベースに制作された高谷史郎とのコラボレーション作品の最新版となる。京都新聞ビル地下の広大な空間を使い展開するサイトスペシフィックなインスタレーション。
Cornelius(コーネリアス)
groovisionsによる映像作品や髙田政義による照明と、ZAKによる立体音響がシンクロして生み出される視聴覚体験。
QUANTUM GHOSTS (1F展示室 / 4:24min)
本館で最も大きな展示室で行われる、360度に配置された20台のスピーカーから鳴らされる音像と、髙田政義による照明がシンクロする作品。音楽は7inchシングル「火花」のカップリング曲。
TOO PURE (2F展示室 / 3:31min)
groovisions制作の映像作品が立体スクリーンに映し出される、7.1chの音と映像の作品。音楽は、最新アルバム『夢中夢 -Dream In Dream-』収録曲。
霧中夢 – Dream in the Mist – (3F展示室 / 7:00min)
特殊演出による霧と、照明、音が相互作用しあう空間。音楽は、アルバム『夢中夢 -Dream In Dream-』収録曲。
Loo
展示室以外の会場の空間で、本展のために書き下ろされた新曲を楽しめる。
Buffalo Daughter(バッファロー・ドーター) / 山本精一
バッファロー・ドーター、山本精一の作品は、会場3Fの同じ展示室内で展示。向かい合わせに設置された、音を透過する特殊スクリーンで斜めに仕切られた空間に、ZAKによって立体音響化された音と、イメージを拡張させる映像インスタレーションが展開する。
Everything Valley (3F展示室 / 5 : 58min) / Buffalo Daughter
映像はクリエイター 住吉清隆による作品。音楽は、最新アルバム『We Are The Times』に収録。
ET(Densha) (3F展示室 / 6 : 19min) / Buffalo Daughter
映像はベルリン在住の映像 / 音響アーティスト黒川良一による作品。音楽は最新アルバム『We Are The Times』に収録。
Silhouette (3F展示室 / 14 : 23min) /山本精一
映像は、リキッド・ライティングの手法を用いたビジュアル・アーティスト仙石彬人と山本精一による共同制作作品。音楽は、本展のために書き下ろされたアンビエントな新曲。
朗読:朝吹真理子
ポッドキャスト配信。デビュー作『流跡』全編の著者自身による朗読をオーディオブックとして楽しめる。
AMBIENT KYOTO 2023 開催概要
会期 | 2023年10月6日(金)から12月24日(日)まで |
時間 | 9:00 ~ 19:00 入場は18:30まで |
チケット | https://tinyurl.com/3r9ptcra |
URL | https://ambientkyoto.com/ |