NPO青山デザインフォーラムは写真と陶芸のコラボレーション「 灯- AKASHI- 展 命あるところ、灯はともる。」を開催

NPO青山デザインフォーラムは、世界の街の「灯」をテーマに平林克己が撮り続けている写真に林侑子の陶芸作品が「灯」を添える「 灯- AKASHI- 展 命あるところ、灯はともる。」を2022年42()から410()まで南青山のGARDE Galleyで開催します。コロナ禍と言われ2年が過ぎ、東欧でも紛争が続木、当たり前のように繋がっていた海外の国々との接点は絶たれ、閉塞感が漂っています。adf-art-project-vol12-akari-exhibition

気がつくと身近なところでも考えの違いや広がってしまった経済的な格差から人々の分断がさらに進んでしまったように思えます。せめて今できることとして平林克己氏が世界各地で撮りためた写真と林侑子氏が制作した陶芸作品のコラボにより、すこしでも世界とのつながりを感じる場を作りたいと思いから写真家と陶芸家によるコラボ展が企画されました。展示されている写真は、世界の街の「灯」をテーマに平林が撮り続けている写真であり、そこに林の陶芸作品が「灯」を添えます。世界は文化、人種、宗教のなどの違いから、いろいろな色で彩られています。そしてどこに行っても夜には灯がともり、その元では人々が笑ったり、泣いたり、怒ったりして生きています。皆同じように。本展には、また世界中の人々が自由に行き来し、繋がっていける日が戻ってくることへの願いが込めれられています。入場は無料ですので、機会があれば是非、お立ち寄り下さい。

平林克己

東京生まれ。東ヨーロッパ諸国を巡り写真で物事を伝える事に興味を持つ。ウィーン、パリでの活動、商社勤務を経て、写真家として独立。作品に東日本大震災に際して希望をテーマに10年間にわたって撮影を続けた「陽」- HARU -Light and Letters(河出書房・草思社)、存続の危機にある京都大学の吉田寮の今の姿をとらえた「京大吉田寮」(草思社)などがある。写真展は国内各地、フランス、ベルギー、中国等の海外9カ国で開催され、今回が41回目となる。

林侑子

京都生まれ。百年を超える歴史を持つ紅村窯で、受け継ぐのは西施白磁と青磁のうつわ。伝統の中から四代目林侑子が新たに作り上げた作品は和菓子の伝統技法"はさみ菊"に魅了されて生まれた"土鋏"(つちばさみ)。鋏で磁器を切る新しい装飾に没頭し、精度を追求していけばいくほど自身もこの装飾の美しさの虜となった。鋏を使い磁器に装飾を施す唯一無二の技法で幅広い作品を制作。現在工芸とアートの狭間を行き来しながら京焼・清水焼の伝統を継ぎ、新しい道を切り開らいている。オブジェから日常の器まで幅広い作品を製作し、2020年はパリでのグループ展やイギリスのアートフェア"collect"に出品。

「灯」- AKASHI- 展 命あるところ、灯はともる。概要

会期2022年4月2日(土)から4月10日(日)まで
時間10:00~18:00 (最終日の10日は16:00まで)
会場GARDE Gallery
住所東京都港区南青山5-2-1 ALLIANCEビル4F