国産材家具を拡充してSDGsを推進、東京ミッドタウン店はデザインにフォーカス

創業1920年、飛騨の匠の伝統を受け継ぐ木工家具メーカー飛騨産業が運営するオリジナル木工家具ブランドHIDAの関東最大の店舗「HIDA東京神谷町店」が2024年5月25日(土)にリニューアルオープンする。近年飛騨産業が注力する国産材家具のラインナップを充実させ、法人顧客を中心に高まるSDGsへの対応ニーズに応えるほか、アロマコーナー「森の香りの研究所」の新設、埼玉県川口市を拠点に障がいのあるアーティストが活動する「工房集」の作品の展示販売など新たなコンテンツを加え、森の恵みと手仕事のある豊かな暮らしを提案する。

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国産材家具のコーディネート(イメージ) Photo:Masayuki Hayashi

また、HIDA 東京神谷町店にほど近い「HIDA東京ミッドタウン店」もグローバルアライアンスブランド「KOYORI」とHIDAのデザイナーズコレクションを主力としたショップとして同時リニューアル、よりデザインにフォーカスした店舗となる。

HIDA東京神谷町店

HIDAが大切にしている4つの価値観「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」をベースに、アートやクラフトとのコーディネートによって木の家具のある豊かな暮らしを提案。展示アイテムの約半数に飛騨産業が力を入れるクリやナラ、スギなど国産材を用いた家具を展開し、近年、法人顧客を中心に高まるSDGsへの対応ニーズに応える。

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人気のSEOTO-EXシリーズにも国産材(クリ)仕様が登場。

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店内ではインテリアのヒントとなる様々なコーディネートシーンを展開する。(写真はHIDA大阪店の店内の様子)

家具に使えない木材や枝葉などを活用して生産される100%天然・無添加のアロマオイルを販売する「森の香りの研究所」のコーナーが新設される。ヒノキやクロモジなど樹種ごとに異なる香りの魅力を本物の樹木を用いたテスターで試香できるほか、ワークショップも開催、暮らしの中で香りを楽しむヒントを伝える。

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香りを抽出する樹木を用いたテスター Photo:Masayuki Hayashi

今回、東京神谷町店での新たな取り組みとして、埼玉県川口市を拠点に障がいのあるアーティストが創作活動を行う「工房集」の作品を展示販売する。木工家具とのコーディネートでアートのある暮らしのイメージを拡げるとともに、地域で優れた活動をおこなう個人や団体と協働することで、地域社会の活性化に取り組む。

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鶴岡一義 untitled 「工房集」所属作家

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齋藤裕一《コナン》 「工房集」所属作家

工房集

埼玉県川口市にあるアトリエやギャラリーを併設した障害者福祉施設。名前には「新しい社会・歴史的価値を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いがこめられている。12のアトリエからは絵画、織り、ステンドグラス、木工、写真、書、詩、漫画、紙粘土…そのどれにもあてはまらない独自の作品まで多種多様な作品が生まれている。

HIDA東京神谷町店 概要

所在地東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル1F
営業時間11:00~19:00 水曜・第3木曜定休
URLhttps://hidasangyo.com/shop/#tokyo

HIDA東京ミッドタウン店 

ロナン&エルワン・ブルレックやガムフラテージがデザインを手掛け、飛騨産業も参画するグローバルアライアンスブランド「KOYORI」のおもなチェアやダイニングテーブルを都内最大級の品揃えで展開するほか、柳宗理や隈研吾などHIDAのデザイナーズコレクションをメインに取り揃える。

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Photo: Masayuki Hayashi

KOYORI

日本全国の優れたものづくりを行う企業とそれを世界に発信する企業による2022年にスタートしたグローバルアライアンスブランド。卓越した日本の製造技術と国際的に活躍するコンテンポラリーデザイナーの協働による家具を提供している。

HIDA東京ミッドタウン店 概要

所在地東京都港区赤坂9-7-3 E-0301
営業時間11:00~20:00 年中無休(年末年始を除く)
URLhttps://hidasangyo.com/shop/#midtown