新たな才能を支援育成する8ヶ月半のプログラム

ライゾマティクスは経済産業省による2024年「デジタル等クリエイター人材創出事業費(アート・ファッション人材創出支援)」を活用して、オーディオビジュアル、メディアパフォーマンスのシーンで活動する若手クリエイターを支援・育成するプログラム「Flying Tokyo 2024」を2024年6月中旬から2025年2月まで実施する。それに伴い、本プログラムに参加する若手クリエイターを2024年5月2日から5月24日まで募集する。adf-web-magazine-flying-tokyo-2024-1

作品制作のための7つのサポート

今回行う支援育成プログラム「Flying Tokyo 2024」は、ライゾマティクスが持つ国内外でのライブパフォーマンスやインスタレーションの実績、そしてネットワークをもとに、若手クリエイターとの作品制作と発表の場を創出し、その過程を多様な視点でサポートする。

制作費等の支援

クリエイター1人につき最大500万円の育成の為の予算を設定し、その大部分を本事業で制作される作品の制作費として支援する。

場所と機材

東京都内に作品制作が可能なスペースを設け、必要な映像や音響の機材、作業スペースを提供。アトリエを超えた交流の場としての役割も担い、国内外のクリエイターが集まり、意見交換、プロトタイプの発表、さまざまなイベントの開催が行われる。

メンタリング、作品研究、作品鑑賞

経験豊富なプロフェッショナルによる定期的なガイダンスとフィードバックを通じて、若手クリエイターが直面する課題を解決し、作品発表を成功に導く。

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左上より:真鍋大度(アーティスト)、高橋裕行(キュレーター)、2bit(プログラマー)、永松歩(アーティスト)、竹川 潤一(クリエイティブディレクター)、MIKIKO(演出振付家)、Biin Shen(アーティスト/キュレーター)

知識と技術の習得

著名なアーティスト、エンジニアによるレクチャーとワークショップを通じてコンセプトメイキングと制作技術について学ぶ機会を提供する。

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左より:堀井 哲史(ヴィジュアルアーティスト)、花井 裕也(ソフトウェアエンジニア)、城 一裕(サウンドアーティスト)、MIKIKO(演出振付家)、真鍋大度(アーティスト)、NONOTAK(アーティスト)、小川絵美子(キュレーター/アーティスト )、Biin Shen(アーティスト/キュレーター)、404.zero(アーティスト)、Kyle McDonald(アーティスト)、Daniel Kent(クリエイティブプロデューサー)

実践経験の提供

国内外のライブイベントやフェスティバル、展覧会の様子を視察する機会を通じてプロフェッショナルな現場から学ぶ。

コラボレーションとコミュニティの形成

他のクリエイターとの連携を促し、創造的なコミュニティの形成を支援する。

作品制作と発表

学んだ知識とスキルを活用し、自身の作品を制作し、それを発表する機会を提供する。

Flying Tokyo 2024(フライングトーキョー)募集要項

開催期間

2024年6月中旬から2025年2月まで

募集期間

2024年5月2日(木)から5月24日(金)23:59まで

応募要件
  • コンピュータ、ソフトウェアなどの基本的な制作環境を所有していること
  • 2024年4月1日時点で中学校を卒業しており、36歳未満であること
  • 日本国籍または日本の永住資格のいずれかを有すること

Rhizomatiks

ライゾマティクスは技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、人とテクノロジーの関係について研究しながらR & Dプロジェクトや作品制作を行うクリエイティブコレクティブ。アーティスト、デザイナー、エンジニアで構成され、ハード・ソフトの開発からオペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持つ。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表している。