アメリカ最大の空間を誇る店舗
ルイ・ヴィトンがニューヨーク5番街にあるフラッグシップストアの数年にわたる改装に先駆け、テンポラリーストアを2024年11月15日(金)にオープンした。新店舗には、アメリカでは初となるルイ・ヴィトンカフェやチョコレートショップ、新しいグローバルな美食コンセプト、エクスクルーシブなカプセル・コレクションが揃う、アメリカ最大の空間となっている。
ルイ·ヴィトンがアメリカでビジネスを開始したのは1898年。以来、1世紀以上にわたりフランスのアール・ド・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)を独自に再解釈し続け、ニューヨークとのつながりを築いている。
5つのフロア
建築の外観と内部のフロアプランはそのままに、巨大なインスタレーションが一新された店舗。エントランスは吹き抜けのアトリウムへと広がり、建築設計事務所OMAのパートナーであり、ニューヨークを拠点に活動する重松象平と共に製作されたインスタレーションが出迎える。重松は今年2月下旬よりバンコクで開催中のルイ・ヴィトンの歴史にまつわる没入感溢れるエキシビションも担当している。
アトリウムの後方には、もう1つの印象的なビジュアルインスタレーションが。鏡面仕上げのバッグをレンガのように積み上げて高さ18mの垂直な壁を築くことで、建築の基本的な要素を、店舗や店内の魅力を映し出すダイナミックな彫刻に変えている。両側には、リチャード·プリンスや草間彌生、シュプリーム、村上隆、スティーブン·スプラウスといったルイ·ヴィトンのコラボレーターたちが手掛けたパターンの特大写真壁画が飾られている。
食と文化の目的地
4階では、ニューヨークならではの刺激に満ちた体験として、文化と食を融合させたメゾンのビジョンが楽しめる。フランス人シェフのアルノー·ドンケル(Arnaud Donckele)とマキシム·フレデリック(Maxime Frédéric)による「ル・カフェルイ・ヴィトン」(Le Café Louis Vuitton)は、カフェ兼ライブラリー・スペースでその雰囲気にゆったり浸れるよう構想された活気のある空間。受付を通ってメイン・ルームへと案内されると、そこにはメイン・レストランや読書にぴったりの奥まったソファ席、バーなど全70席が用意されている。ライブラリーは包括的なテーマとして、スティーブン・スプラウスやジェフ・クーンズ(Jeff Koons)といったコラボレーターを含むニューヨークのアーティストたちを特集。また、レム・コールハース(Rem Koolhaas)のモダンクラシックもクリエーターたちの本と書棚で肩を並べている。カフェの予約は専用サイトからできる。
ルイ・ヴィトン チョコレートの登場
ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)を表現するもう1つの存在が高級チョコレート。パリやシンガポール、上海での成功を受けて、「ル・ショコラ マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」(Le Chocolat Maxime Frédéric at Louis Vuitton)が、アメリカで初出店した。
ルイ・ヴィトン ニューヨーク57丁目店 概要
所在地 | 57th Street NYC 6 East 57th Street, NY, NY 10022 |
営業時間 | 月曜~土曜 10:00~20:00 日曜 11:00~19:00 |
URL | https://tinyurl.com/2s4z3hnc |