「ManiA(マニア・Manifest for Arts)プロジェクト」by ARTLOGUE

アートローグは文化芸術を政治の場でより議論してもらうため、2022年7月10日に投開票が行われる「第26回参議院議員通常選挙」に於いて、有権者の投票の判断材料になるよう、各政党の文化芸術マニフェストを問うアンケート「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」を実施した。今年は岸田首相が衆議院本会議で「アート振興を推進していく」と明言し、大阪の府議会では山口副知事が「アートを成長戦略に」と答弁しており、アートに政財界からの注目が集まっている。adf-web-magazine-manifest-for-arts

本年2022年に行われる「第26回参議院議員通常選挙」では「ManiA(マニア・Manifest for Arts)プロジェクト」にて、以下9つの政党に「文化芸術マニフェスト」に関するアンケート回答を依頼した。

  • 自由民主党
  • 立憲民主党
  • 公明党
  • 日本維新の会
  • 国民民主党
  • 日本共産党
  • れいわ新選組
  • 社会民主党
  • NHK党

文化芸術に関する政策アンケート項目

Q1 文化予算について

日本は先進国(令和2年度の調査の対象6ヶ国)の中で文化支出額が最も少なく、政府予算に占める割合、国民1人あたりの額もアメリカに次いで低いのが現状です(ただし、アメリカは政府において文化を所管する省庁がありません)。日本の文化予算は国際的な比較において、どの程度の水準(政府予算に占める割合)が妥当だと考えますか。

  1. 韓国と同程度(1.24%)
  2. フランスと同程度(0.92%)
  3. ドイツと同程度(0.36%)
  4. イギリスと同程度(0.15%)
  5. 現状と同程度(0.11%)
  6. 現状より低い水準が妥当
Q2 文化庁の京都移転について

2022年5月21日に岸田首相が文化庁の京都移転に伴う準備状況について視察を行いました。そして2023年3月27日に、文化庁長官を始め京都の新しい文化庁での業務を開始することが確認されました。この文化庁の京都移転に伴って、我が国の文化力はどのように変化するのか、また、文化政策はどう展開するべきと考えますか。

  1. 文化庁が京都移転すれば文化力の向上が期待される。
  2. 文化庁が京都に移転することは一つのチャンスではあるが、それだけでは不十分なので、政策面での対応が必要。
  3. 文化庁が移転しても文化力について特に変化は期待できない。
  4. 文化庁が京都に移転すると、文化力は低下する。
Q3 2025年の大阪・関西万博について

大阪・関西万博を我が国の文化力の向上にどのように結び付けていくべきか、考えをお聞かせください。

Q4 文化芸術のDX(デジタルトランスフォーメーション)について

我が国の文化芸術のDXを文化力の向上にどのように結び付けていくべきか、考えをお聞かせください。

Q5 文化芸術の東京一極集中について

文化芸術も東京一極集中(文化芸術イベントや従事者、予算等)が顕著ですが、考えをお聞かせください。

  1. 大変問題である。
  2. やや問題である。
  3. 現状維持で問題ない。
  4. さらに東京へ集中するべきだ。
Q6 その他、文化芸術に関する政策や実績などあればお聞かせください。

アートローグについて

アートを活かした社会問題の解決を目的として事業に取り組む「社会的企業」。誰もが、いつでも、どこからでもアートを楽しめる世界を創造することを目的に、「Arts for Human and Planet」をVISIONに掲げる。アートローグはテクノロジーの力でアート業界にイノベーションを起こすアーツテック・カンパニーであり、アートで社会に対話と潤いを与えるソーシャルアートメディアである。