一流建築家の未完の建築が集結『アンビルド』が発売

書籍『アンビルト 実現しなかった建築プロジェクト』が、グラフィック社より2022年8月に発売される。バックミンスター・フラー、ジェフリー・バワ、ル・コルビュジエ、ザハ・ハディド、丹下健三、黒川紀章など、一流の有名建築家たちが設計・計画した未来像を、計100点に及ぶ、図面、地図、イメージパースなどで紹介する。建築の歴史に刻まれる未完の建築や構想、実験的な都市計画を集めたビジュアルブックとなっている。

目次

イントロダクション

1. POWER 権力による変革（「ピッツバーグ市民センター」含む計7プラン）
2. PRESTIGE 都市の姿（「東京湾計画」含む計8プラン）
3. CULTURE 文化施設（「シンガポール・クラウド」含む計5プラン
4. CONNECTIONS 都市をつなぐ道（「ベーリング海峡横断計画」含む計8プラン）
5. HYPERMODERN MOVEMENT ハイパーモダン・モビリティ（「シェフィールドのミニトラム」含む計5プラン）
6. NEW CITIES 新しい都市（「ミネソタ実験都市」含む計6プラン）
7. URBAN FANTASIES 都市のビジョン（「マンハッタン・ドーム」含む計9プラン）

3つのESSAY（巨大アートと破格のモニュメントなど）

著者について

謝辞/図版クレジット/参考図書/索引

キングス・クロス駅の上にある空港のドローイング

ジョン・マディンが設計予定だった、バーミンガムの〈シビックセンター〉

ロッテルダムを拠点とするOMAの「垂直都市」計画

磯崎新による〈空中都市・渋谷計画〉上、〈空中都市・新宿計画〉下

著者 クリストファー・ビーンランド プロフィール

作家、著述家。主な代表作として、ノンフィクションに『Lido（屋外プールの歴史、デザイン、その背後の人々）』、『Concrete Concept : Brutalist Buildings Around The World（コンクリート・コンセプト：世界のブルータリズム建築）』、小説に『The Wall In The Head』、『Spinning Out of Control』などがある。記事執筆多数。ロンドン在住。