木の美しい質感が強調されたチェア「スラブコレクション」が新登場
家具工房のユニオンウッドと、スタジオブロックのデザイナー アリッサ・ルイスのコラボレーションにより、審美性と機能性を併せ持った新しいチェアシリーズ「スラブコレクション」が登場。ディテールを極力削ぎ落とした基本構造に近いスタジオブロックのデザインと、ユニオンウッドの木工技術とノウハウとが一緒になり、芸術的なミニマリズムと快適な座り心地が両立したチェアが完成した。

Suggested USD price:
chair - $930.00, bar stool - $1035.00, counter stool - $1000.00, Photo credit: Britney Gill Photography
コレボレーションの経緯
ユニオンウッドは、北米市場において10年以上にわたり、木製家具製作を手掛けており、その高い技術と品質には定評がある。住居、オフィス、商業用など、取扱い分野は多岐にわり、顧客のニーズに合わせたカスタムメイドの家具も手掛けている。これらの事業展開により確立された繋がりをもとにユニオンウッドは、2019年のバンクーバー・デザイン・ショーで共に活動したスタジオブロックのデザイナー、アリッサ・ルイスに初のコラボ企画「スラブコレクション」の提案をした。スタジオブロックのデザインによる当コレクションは、木に携わってきたユニオンウッドの10年の軌跡を彩る記念すべき商品となった。
スタジオブロックのデザインは、ミニマリストの視点から、穏やかな住空間を作り上げる。「私たちは日々、多くの視覚的なノイズに囲まれて生活しています。私たちを取り巻く世界を少しでも静かにするために、私は、あえてデザインをシンプルにしています。」と自身が提示する精神に則り、ルイスは芸術的な削減を製品に落とし込み、基礎的な構造に近いシンプルなデザインを完成した。
家具の製造におけるユニオンウッドの取り組みの核となるのは、構造的にもデザイン的にもその価値を維持できる耐久性である。ユニオンウッドの代表、クレイグ・ピアースは、良質な家具は、人々が集い、働き、遊ぶために最適な場を提供する空間づくりの手助けができると考えている。
用途を基本機能に絞りながら、人々の日常に溶け込めるデザインのチェアシリーズを作りたいという両者のデザインアプローチが一致し、どんなスタイルや環境にも馴染む独特の構造とラインのデザインが、このたび実現したのである。
天然木へのこだわり
スラブコレクションは、文字通り、材料となる無垢材の美しさが持つ自然の魅力を表している。木材は、ユーザーが家具を通して得る質感や感情、そしてそこから見える景色などを想像しながら、ユニオンウッドによって手作業でひとつひとつ丁寧に選ばれる。利用されているのは、軽量ながらも耐久性に優れた、家具に最適なアッシュ材。仕上げはナチュラル、ホワイトウォッシュ、ブラックの3種類から選ぶことができ、それぞれに違った個性を楽しむことができる。あらゆる環境において耐久性を維持できるマットなコーティングは、デザインにソフトな印象をプラスする役割も果たしている。
スタジオブロックのミニマリズム精神とユニオンウッドの木工技術の共同により、考え抜かれたデザインと構造のスラブコレクションが完成。時を超えて空間に価値を添え続けていくだろう。

Slab Collection - Dining Chair (17”W x 14.5”D x 17.7”H, 18” seat H), Photo credit: Britney Gill Photography

Slab Collection - Counter Stool (17”W x 14.5”D x 30.5”H, 24” seat H)
Photo credit: Britney Gill Photography

Slab Collection - Bar Stool(17”W x 14.5”D x 36.5”H, 29.5” seat H), Photo credit: Britney Gill Photography
ユニオンウッドについて
ユニオンウッドは、カナダのバンクーバーに拠点を置く、家具工房。2009年設立。住居・商業用の家具のデザイン、製作を手掛ける。日常のあらゆる場面で活躍する機能的な製品と、高い技術力には定評がある。
アリッサ・ルイス スタジオブロックについて
アリッサ・ルイスは、カナダのバンクーバーにあるスタジオブロックのクリエイティブディレクター。スタジオブロックは、住居や商業用のインテリア、アートプロダクト、ブランドスタイリングなどのデザインを手掛ける、学際的なデザインスタジオ。「削減」を哲学としたアプローチで、無駄がなく美しい機能的な空間やプロダクトを数多く生み出している。