「私たちの作品にはモダニズム、革新、そして伝統が有意義に融合している」
SWATT+PARTNERSは、現代建築とデザインの名手として広く知られ、その幅広い作品群の中で建築と地形のシンフォニーを見事に奏でることを得意としている。カリフォルニア、ハワイ、カナダ、インド、スペインにまたがる200以上の高級住宅や邸宅を含む同事務所のポートフォリオは、詩情豊かにその土地を包み込み、あたかも常にそこにあったかのような建築に焦点を当てたユニークなものである。
SWATT+PARTNERSが依頼を受けると、まず3Dコンピューター・モデリング・スタディにより、建築と敷地との関係についてあらゆる情報を収集、得たデータを彫刻の伝統から学んだデザインツールでデザインスタディモデルに変換する。同事務所の案件は規模が大きく複雑で工期は長期化するが、その間事務所、クライアント、施工者、その他のプロジェクト・チームの間で綿密な共同作業が行われる。
彼らが言うように、このスタジオの特徴である広大な建築のボリュームは、「土地に溶け込むように」考え抜かれている。舞台がヨーロッパの崖っぷちであろうと、緑豊かなワインカントリーであろうと、その結果、周囲の風景に溶け込み、それを反映した建築が生まれる。それは最近手がけた3つのプロジェクトに顕著に表れている:
コジマ・ハウス
アメリカ中西部、東アジア、東南アジアからの影響をミッドセンチュリーモダンの建築図式と融合させ、湾と山の景色に囲まれた緑豊かな北カリフォルニアの渓谷に佇むこの住宅を生まれ変わらせた。
モス・ロック
起伏に富んだワイン産地を見下ろす岩だらけの尾根からインスピレーションを得たチームは、手つかずの自然と洗練された人工的な風景に囲まれたこのホームオフィスのために、印象的なミニマル建築のフォルムを創り出した。
カーサ・アテナ
新居と隣接する4階建てアパートの2層からなるこの住宅は、険しい崖の上に建ち、青い空と深い海を意図的につなぐように設計された。
SWATT+PARTNERSの作品の多くが大規模な彫刻に類似しているが、彼らは「快適に暮らせる」と考えている。これらの空間に住む人々の人間的な活動こそが、時が経つにつれてよく住まわれるだけでなく、時の試練に耐える建造物のような美しい色艶を与えている。
SWATT+PARTNERS
敷地や設計する家族の夢に合わせて綿密に設計された、他にはないユニークな注文住宅を手掛けることに定評がある。受賞歴多数。ロバート・スワット(FAIA)、パートナーのミヤ・ムラキ(AIA)、フィービー・ウォン=オリベロス(AIA)、才能豊かな建築家とデザイナーのチームは、SWATT+PARTNERSに幅広い経験をもたらしている。クライアントへの献身をモットーに、各プロジェクトに最高レベルのデザインとマネージメントを提供している。