イタリアンアートの芸術性が職人技によって表現された、床にも利用できる磁器タイル
イタリアの磁器タイルブランドの「セラミーチェ リフィン」より、イタリアンアートの歴史と伝統を受け継いだ磁器タイルコレクション「アフレスカティ」が発表された。石器の多面的な特性とリフィンの職人技とが融合したこの新コレクションは、磁器タイルの床材への利用を初めて可能にした。
多くの傑作を生み出したイタリアのフレスコ画。古くから伝わる技法が、石器特有の多面的な性質を利用することで、多くの表情豊かな壁面を生み出してきた。歴史が刻まれたポンペイのフレスコ画や、アマルフィ大聖堂の色彩豊かな壁画、星が描かれたスクロヴェーニ礼拝堂の円天井など、さまざまなフレスコ画の傑作に魅せられ、「アフレスカティ」の開発は始まった。フレスコ画の要素を採り入れながら空間の再解釈を行うことで導かれたのは、本物のフレスコをセラミーチェ リフィンの最先端の工房で開発することだった。ここで、セラミック独特のテクスチャと、豊かな色彩コントラストが作り出され、そこにアンティークの風合いがプラスされた。新たな磁器タイル「アフレスカティ」によって、イタリアンアートの歴史と職人技がフレスコ画となって空間に優雅に溶け込み、この上ない洗練された審美性を生み出すのだ。
コレクション「アフレスカティ」の最大の特徴は、絶妙なニュアンスの表面だ。スパチュラのタッチや、繊細なウェーブ、多層的な色彩の深みなどは、高度なスポンジ技術によって仕上げられている。職人技が光る表情豊かな表面が、タイル一枚一枚に異なるニュアンスを与えている。
また、入念に作りだされた5色のパターンは、全てフレスコ画独特の深みのある色彩を表現し、かつ歴史を感じさせる古びた雰囲気も醸し出す加工を施している。パターン「LAPIS」に星が描かれたデザイン「Giotto」は、イタリアの巨匠 ジョットが描いたスクロヴェーニ礼拝堂の青一色で表現された天井の空にインスパイアされている。まるで歴史が刻まれた礼拝堂の満天の星に身を委ねているかのような気分になる。
セラミーチェ リフィンについて
セラミーチェ リフィンは、1962年に設立されたイタリアの磁器タイルメーカー。建築やインテリアデザインの分野において、多様な磁器ソリューションを提供し、グローバルに事業を展開している。また、世界を代表するセラミックグループのGruppo Concordeの傘下組織でもある。環境に配慮し、品質にこだわって製造された自社産のみを扱う。年間700万㎡以上のタイルの生産量は、表面加工グラフィックにおいて最先端の機材と仕上げ技術によるものである。厳しい品質管理により、高水準の国際認定などをクリアする品質を実現している。