建築を鑑賞から体験へ各地の建築祭を支援
MotionGalleryは建築を「鑑賞する対象」から「体験する対象」へと転換する建築文化イベントの支援を目的に、全国各地で開催される建築祭のクラウドファンディングを開始した。対象は富山県滑川市で開催される「なめりかわ建物フェス2026」、東京都内で開催される「東京建築祭2026」、兵庫県神戸市で開催予定の「神戸建築祭2026」となる。
SNSの普及により、建築は専門家だけでなく一般層にも広く共有される対象となった。Instagramでは建築写真が拡散し、Xでは専門的な議論が交わされる。さらに2024年には建築家山本理顕がプリツカーアワードを受賞し、日本建築への国際的関心が一層高まった。こうした背景のもと、リアルな空間で建築を体験する建築祭が各地で活況を呈している。
東京建築祭2026
2024年に始動した東京建築祭は、通常非公開の建築の特別公開や特別展示、ガイドツアー、トークプログラムなどを通じて建築の背景や物語を体感する都市型フェスティバルである。2025年は9日間開催され、参加建築128件、特別公開・展示43件、ガイドツアー91企画220回を実施。来場者は延べ約11万人を記録した。2026年は5月16日から24日まで開催。エリアを渋谷まで拡大し、東京主要エリアを横断する構成とする。参加建築は約150件を予定。特別公開・特別展示は引き続き無料で実施する。各国大使館の参加や子ども向けラーニングプログラムの充実も計画する。クラウドファンディング目標額は600万円。日本工業倶楽部会館、綱町三井倶楽部、資生堂アートハウス、土浦亀城邸の特別見学会、建築家内藤廣を招いたキックオフイベント招待、宮沢洋による建築家スケッチ手ぬぐいなどをリターンに用意する。

- 会期:2026年5月16日から5月24日まで
- 会場:上野・本郷・湯島、神田・九段、日本橋・京橋、大手町・丸の内・有楽町、銀座・築地、新橋・竹芝・芝浦、品川・三田・白金、六本木・赤坂・青山、渋谷
- 主催:東京建築祭実行委員会
なめりかわ建物フェス2026
富山県滑川市で開催される建築祭。昭和初期の近代建築や国登録有形文化財を含む歴史的建築を公開する。2025年の初開催を経て、地方都市における建築祭の成功事例として評価を受けた。2026年は4月11日・12日に開催。10件以上の建築を公開予定。建物公開、ガイドツアー、トークショー、歴史的建造物でのアフターパーティー、産業ツアー、特別展示などを実施する。「ジャパン・オープンハウス・サミット2026 in 滑川」も同時開催予定。クラウドファンディング目標額は50万円。コジマユイによるポストカードやアクリルスタンド、限定Tシャツ、スペシャルツアー参加券などを用意する。
- 会期:2026年4月11日から4月12日まで
- 会場:富山県滑川市内歴史的建築
- 主催:なめりかわ建物フェス実行委員会
神戸建築祭2026
2023年に始動した神戸建築祭は、戦災や震災を乗り越えた建築を公開し、都市の記憶を次世代へ継承することを目的とするイベント。2026年は5月8日から10日まで開催。パスポート制による特別公開、専門家や関係者によるガイドツアー、連携企画などを実施する。エリアとプログラムを拡充し、スケールアップを図る。クラウドファンディングは2月下旬開始予定。
- 会期:2026年5月8日から5月10日まで
- 会場:神戸市内中心部
- 主催:神戸建築祭実行委員会
MotionGalleryは、これまで東京建築祭、なめりかわ建物フェス、神戸建築祭、京都モダン建築祭などのクラウドファンディングを支援してきた。建築を核とした地域振興イベントを通じ、建築文化の普及と地域活性化を推進していく方針である。

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