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来場者が描いた魚たちが、東京・サンフランシスコ・上海など、世界中の展覧会を回遊するteamLabの新たな体験

アート集団チームラボは、来場者が描いた魚たちが世界中のチームラボの展覧会場の“海”を回遊し、都市と都市をつなげる新たな体験を公開した。チームラボのアートコンセプトのひとつである、「Relationships Among People:人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当て、個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なままの共創的な活動に変える試みだ。

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スケッチオーシャン / Sketch Ocean
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi, teamLab

作品《スケッチオーシャン》は人々が他者と共に何かを創ることによって作品ができ、また新たに創り続けることで作品世界が延々と形を変えていくもので、来場者が紙に描いた魚が目の前の海で泳ぎだし、人の動きにインタラクティブに反応。中でもマグロはミュージアムの物理的な空間を超え、世界の他の場所で行われている展覧会へと泳いでいき、他都市で描かれたマグロの群れを引き連れて帰ってくる。この度つながったのは東京・サンフランシスコ・上海で、今後も他の都市がつながり、境界なく連続する1つの世界を創りだしていく。

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スケッチオーシャン / Sketch Ocean
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi, teamLab

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スケッチオーシャン / Sketch Ocean
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi, teamLab

また《スケッチオーシャン》に加え、作品《世界とつながったお絵かき水族館》のマグロたちも、同様に世界中の展覧会を回遊する。《スケッチオーシャン》は、カリフォルニアのサンフランシスコ・アジア美術館の新館オープニング展「teamLab: Continuity」(長期開催予定)、および、上海・黄浦滨江のミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」(常設)に、そして《世界とつながったお絵かき水族館》は、東京・お台場のミュージアム「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」に展示されている。

スケッチオーシャン (Sketch Ocean)

紙に自由に描いた魚に命が吹き込まれ、目の前の海で他の人が描いた魚と共に泳ぎす。魚にはエサをあげることもでき、触れるといっせいに逃げだす。部屋を出た魚たちは他の作品の境界を越え、ミュージアムの中を泳ぎ始める。中でも、マグロは、ミュージアムの物理空間を超え、世界の他の場所で行われている展覧会の《スケッチオーシャン》や《世界とつながったお絵かき水族館》の海まで泳いでいく。また、世界の他の場所で今描かれたマグロが、目の前の《スケッチオーシャン》の海の中に泳いで来ることもある。

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来場者が紙に描いた魚をスキャン

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エサ袋にタッチすると、魚がエサのまわりに集まってくる

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部屋を出て、他の作品の境界を越えミュージアムの中を泳ぎ始める

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マグロは、ミュージアムの物理空間を超えて、世界の他の場所へ泳いでいく

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teamLab Borderless Shanghai(上海)で描かれたマグロ

展覧会概要

「世界とつながったお絵かき水族館」展示

所在地森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン)
会期開催中~2021年8月31日 (水)まで