時の螺旋を何十年もさかのぼるような遊び心あふれる旅
「Gucci Cosmos」は、102年にわたるグッチの歴史の中でも特にアイコニックなデザインを先進的な演出で展示するエキシビションで、2023年4月28日(金)から6月25日(日)まで中国・上海のWest Bund Art Center(西岸芸術中心)で開催され、その後、世界の数都市での巡回展が予定されている。
上海を皮切りに開幕する本展は、フィレンツェから始まったグッチの物語へのラブレター、そしてその尽きることのないクリエイティビティへの賛歌である。「Gucci Cosmos」では、100年以上にわたり継承されてきたグッチのコードとスピリットがどのようにアイコニックなデザインに生かされてきたか、また、それぞれの時代を象徴するアイテムがいかにして歴代のグッチのクリエイティブ・ディレクターやデザイナーたちにインスピレーションをもたらし、再解釈されてきたかを探求する。また、イタリアが誇る最高峰のクラフツマンシップと伝統に根ざしたクリエイティビティの力を革新していくことにより、グッチが時代を映し出してきただけではなく、自ら新しい時代を切り開き、社会とその美意識の変化を牽引してきたことを物語っている。
本展は英国人アーティストであるエス・デヴリンが考案とデザインを手がけ、イタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザがキュレーションを行った8つのスペースからなる、グッチの過去・現在・未来をめぐる、遊び心に富んだ旅を体験することができる。各スペースに展示される作品の中心となるのは、15世紀に建てられたフィレンツェのパラッツォ・セッティマンニに収蔵されているグッチのアーカイブ。多数の未公開品を含むその貴重なアーカイブの数々は、グッチのクリエイティブ チームにとって今なお生命力にあふれたインスピレーションの源泉となっている。それぞれの展示スペースでは夢を抱いてブランドを創設したグッチオ・グッチから、パイオニア精神と共に歩んだその息子アルドとロドルフォ、そしてパワフルなイマジネーションを発揮した近年のクリエイティブ・ディレクターであるトム・フォード、フリーダ・ジャンニーニ、アレッサンドロ・ミケーレに至るまで、1921年のブランド創設以来途切れることなく継承されてきたブランド理念と、常に刷新され続けていくインスピレーションとクリエイティビティを辿りながらグッチの多様な側面を照らし出す。
Gucci Cosmosはグッチのスピリットを体現する体験型のエキシビションであり、グッチのアイコニックなデザイン、シンボル、プロダクト、そしてデザイナーや職人の卓越した才能に捧げるオマージュとなる。1921年のグッチオ・グッチから今日に至るまで、グッチがクリエイティビティとイタリアのクラフツマンシップのさらなる高みを目指しながら、真のラグジュアリーに値する品質、アイコニックなデザイン、そして未来をかたちづくるアイデアを生み出すことに取り組むグローバルブランドであり続けてきたこと、そしてこれからもそうあり続けることをここに示している。
GUCCI
1921年フィレンツェで創設されたグッチは、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつ。ブランド創設100周年を経て、クリエイティビティ、イタリアのクラフツマンシップ、イノベーションをたたえながら、ラグジュアリーの再定義への歩みを続けている。グッチはファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアの名だたるブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングに属している。