ミラノサローネ2021でディオールの「メダリオンチェア」をサム・バロン、吉岡徳仁ら17名のアーティストが発表
ディオールはメゾンを象徴するエンブレムの一つである「メダリオンチェア」の再解釈を17名のアーティストに依頼し、ミラノサローネ国際家具見本市において発表する。もともと「メダリオンチェア」はクリスチャン・ディオールがメゾン創設後すぐに選んだルイ16世様式を象徴するもので、その回想録では、”落ち着きがあり、シンプルで、何よりもクラシックでパリらしい装飾”、と述べており、ファッションショーのゲストを迎えるためのものだった。中心となるフォンタンジュ リボンをのせた楕円はディオールの心臓が鼓動を打ち続けるモンテーニュ通り30番地の主要なコードの一つになった。
今回、17名のアーティスト、サム・バロン /Sam Baron、ナチョ・カルボネル /NACHO CARBONELL、ピエール・シャルパン /Pierre Charpin、ディモーレスタジオ /DIMORESTUDIO、マルティノ・ガンパー /Martino Gamper、コンスタンス・ギセ /constance guisset studio、インディア・マダヴィ /india mahdavi、nendo、ジョイ・ドゥ・ロアン=シャボ /Joy de Rohan Chabot、リンデ・フライヤ・タンヘルダー /Linde Freya Tangelder、アタン・ツィカレ /Atang Tshikare、スンジュン・ヤン、マ・ヤンソン、ヨン・ジニョン、吉岡徳仁、ピエール・ヨヴァノヴィッチ /PIERRE YOVANOVITCHが、それぞれのビジョンと芸術的・文化的感性を提供し、限りない創造性をもって、この憧れの対象の装いを再解釈する。これは前例のない多元的なコラボレーションであり、ディオールの夢に新たな形を与え、生かし続けるメゾンのタイムレスなモダニティを反映する。