移ろい続ける景色の断片をなぞるようにして、作家自身の現在地を示す
画家としての活動を軸に、映画の美術協力や店舗空間デザイン、俳優など、分野を横断した活動を展開している作家・スギヤマタクヤによる個展「ずっと遠くの かつての生き物」が、MHギャラリーで2026年4月10日(金)から4月19日(日)まで開催される。スギヤマは多摩美術大学で空間設計やデザイン理論を学び、卒業後、アメリカ・ニューヨークのAGORA GALLERYで作品が取り扱われたことをきっかけに本格的な作家活動を開始。現在は国内外の個展やアートイベントを通じて、精力的に作品を発表している。本展では旅の記憶と身体感覚を手がかりに制作された新作15点が紹介される。
スギヤマが近年旅したなかで出会った、ふと足を止めてしまう瞬間、一度きりの風景を生き物のような存在として新作として描き出した。ラオスの寝台列車で見た朝焼け、誕生日を迎えた沖縄の海、台湾の蒸し暑い雑踏、インドネシアの埃を含んだ空気…時間が経つにつれ、それらの体験は遠い場所の出来事ではなく、温度や湿度を伴った身体の記憶として刻まれたそれらを通し、スギヤマ自身の等身大の感覚を垣間見ることができる。
- “Untitled”, 油彩キャンバス, 72.7×60.6cm
- “Untitled”, 油彩キャンバス, 130.3×80.3mm
スギヤマタクヤ
1987年神奈川県生まれ。2011年多摩美術大学環境デザイン学科卒業。同年、NY・AGORA GALLERYを皮切りに国内外で作家活動を展開。描くことを通じて「自己という境界」が静かにほどき、世界と一体となる瞬間をすくい取る。抽象と具象、意図と無意識が溶け合う画面は、鑑賞者にそれぞれの感覚や記憶を呼び起こす。アパレル、音楽、空間演出など、ジャンルを超えて“存在の美しさ”を多角的に表現している。
スギヤマタクヤ個展「ずっと遠くの かつての生き物」開催概要
| 会期 | 2026年4月10日(金)~4月19日(日) |
| 時間 | 12:00~17:00 |
| 会場 | MHギャラリー |
| URL | https://tinyurl.com/mtch96x6 |

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