多彩な関連プログラムで見るだけではないアートとの出会いへ

現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2026」が、GalleriesセクションExpandedセクションの2期にわかれ2拠点で開催される。Galleriesセクションはコングレスクエアグラングリーン大阪(うめきた)で2026年5月29日(金)から5月31日(日)まで、Expandedセクションはクリエイティブセンター大阪で5月28日(木)から6月1日(月)までの実施。Galleriesセクションにはのべ52ギャラリーが参加し、Expandedセクションには13組のアーティストが空間を活かした大型作品やインスタレーションを展開する。4月15日(水)まで早期割引のチケットが専用サイトで販売中。

adf-web-magazine-art-osaka-2026-1

主なプログラム

Galleriesセクション
adf-web-magazine-art-osaka-2026-4

企画展|もうひとつの90年代 時代を超える関西の作家たち メインビジュアル

バブル経済(1986-91)が崩壊し、就職氷河期(1993-2004)がはじまり、1995年に阪神淡路大震災とオウム真理教の地下鉄サリン事件が発生、1997年は大手金融機関が破綻。美術界においては、1992年に横浜で現代美術の大規模な国際アートフェアNICAFが開幕し、1994年に第1回VOCA展、1995年には東京都現代美術館が開館する中、1999年にセゾン美術館が閉館。不穏な時代の幕開けであり、失われた30年のはじまりといえる90年代。本展では、既存の美術史とは異なるもうひとつの流れとして、ギャラリストの視点から関西ゆかりの作家による1990年代の作品が紹介される。出品作家による当時を振り返るテキストとともにギャラリストのまなざしから90年代美術を検証し、さらに既存の美術史が見落としてきた質の高い表現を洗い出し再評価する試み。

adf-web-magazine-art-osaka-2026-5

(左から)林洋子氏、加藤義夫氏

兵庫県立美術館の林洋子館長とギャラリストだった加藤義夫が、ともに90年代の活動を振り返りながら、アートシーンや美術館と画廊の視点の違い、現在のアートについて語る。

adf-web-magazine-art-osaka-2026-2

遠山正道氏

ArtSticker等を運営するThe Chain Museum 代表取締役の遠山正道が、自身のコレクションに対する考え方や実践を軸に、現代美術と社会、そして「生活の中にアートを位置付けること」について語る。

Expandedセクション
adf-web-magazine-art-osaka-2026-3

共催企画|ムラタカイワイーアメ村今昔ー メインビジュアル

FUKUGAN GALLERYとの共催により、関西ストリートカルチャーの聖地・アメリカ村(大阪・心斎橋)の変遷と現在地を照射する特別企画が開催される。1970年代後半以降、古着や音楽、独自の若者文化を育んできたアメリカ村。その磁場の一端を担ってきたのが、多様なアーティスト、クリエイターやショップ店主たちが夜な夜な集った「ムラタ酒店」界隈のコミュニティ。本企画では、同酒店から派生し、四半世紀にわたり現代美術とサブカルチャーを繋いできたFUKUGAN GALLERYの視点を通じ、ミナミの街に息づく重層的な文化を再構築する。

adf-web-magazine-art-osaka-2026-6

(左から)山出淳也氏、出口清史氏、木ノ下智恵子氏

別府で「BEPPU PROJECT」を立ち上げ「混浴温泉世界」などの地域とアートをつなぐプロジェクトを長年手がけている山出淳也と、JR西日本グループで「Nishi Nippon ARTrail」など複数の共創事業をプロデュースする出口清史が対談。トークの進行は、現代美術や文化政策を専門に、数々のプロジェクトに携わる木ノ下智恵子が務める。

adf-web-magazine-art-osaka-2026-7

MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)

MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)、Super Studio Kitakagaya(SSK)、モリムラ@ミュージアム(M@M)、B.O.H.(kagoo)千鳥文化ホールなどが特別公開される。

共催企画
adf-web-magazine-art-osaka-2026-8

共催企画|ART OSAKA in PARCO Re:SPEC — 90sの遺伝子と多層世界 メインビジュアル

ART OSAKAと心斎橋PARCOのコラボレーション企画として「ART OSAKA in PARCO Re:SPEC ̶ 90sの遺伝子と多層世界」が併せて開催される。、90年代のアートが提示した視点を現代へとアップデートする気鋭の作家3名が紹介される。

ART OSAKA 2026 Galleriesセクション

会期2026年5月29日(金)~5月31日(日)
会場コングレスクエア グラングリーン大阪
URLhttps://tinyurl.com/yc6p96jd

ART OSAKA 2026 Expandedセクション

会期2026年5月28日(木)~6月1日(月)
会場クリエイティブセンター大阪
URLhttps://tinyurl.com/6mnwb9kp