シカゴ発のサウンドアーティストによる最新作が登場
シカゴを拠点とするサウンドアーティストKevin Drummが、2024年11月1日 に新作2枚組アルバム「Constant Fear of Fainting」と「DRY」をリリースする。この作品は実験音楽やノイズ、映像アートを発信する独立系プラットフォームSignal Noiseからデジタルリリースされた。さらに、12インチアナログ盤は2025年第1四半期にリリース予定となる。
新たな音響表現の探求
「Constant Fear of Fainting」について、Drummは「黒い壁や空間に、異なるリズムで遠くから光が差し込むようなイメージ」と表現しており、作品はミニマルとマキシマルの間を行き来するサウンドスケープを通じて、リスナーに荒々しさと柔らかさ、混沌と秩序が共存する世界を体験させる。さらに、激しさと不協和音が織りなす音の中には、絶え間なく動く微細な粒子が感じられ、Drummの音響的イメージを鮮やかに描き出している。この2枚組アルバムは、最新のサウンド探求における新たな到達点を示すものとなっている。
作品のビジュアルとマスタリング
本作のマスタリングはStephan Mathieuが手がけ、アルバムカバーはアーティストJoe Gilmoreによるデザインが採用。視覚と聴覚が交錯するこのアルバムはリスナーに深い没入感を提供し、実験音楽シーンに新たな衝撃をもたらしている。
Signal Noise
実験音楽、ノイズ、映像アートを中心に活動する独立系プラットフォームであるSignal Noiseは、シカゴと東京を拠点に活動している。アーティストたちの挑戦的な作品を発信する場として、グローバルなアートシーンにおいて注目を集め、音楽や映像の垣根を越えた表現を支持し、特に音響芸術やノイズ音楽の分野で前衛的なアーティストを支援している。Signal Noiseは今後もDrummのような革新的なアーティストと共に、音楽や映像アートを発信し続けていく。