世界的シューズデザイナーの串野真也が貞松・浜田バレエ団「くりみ割り人形」の舞台ディレクションに初挑戦

貞松・浜田バレエ団の新制作舞台「くるみ割り人形と秘密の花園」の舞台ディレクションに、世界的シューズデザイナーの串野真也が挑む。本公演は、2022年12月17日(土)と18日(日)の15:00から、神戸文化ホールにて上演される。

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レディー・ガガが着用した 『Stairway to Heaven 』(串野真也作)

世界的シューズデザイナーとして注目を集め、「現実を超越するファンタジー」をコンセプトとした串野の芸術性の高い作品は、ファッション業界のみならず、レディー・ガガなどエンタメ業界からも高い支持を得ている。今回の「くるみ割り人形」では、彼の手掛ける世界観に、多彩なアーティストが集結。出演者もバレエダンサーだけにとどまらず、ソプラノ歌手の並河寿美、ストリートダンス×男子新体操のプロ集団BLUE TOKYOのメンバーも登場。今まで観たことのない新しい「くるみ割り人形」が誕生する。

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貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形と秘密の花園」

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貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形と秘密の花園」

本バレエ団が毎年12月に上演し、1989年の初演から幅広い世代に愛されている演目「くるみ割り人形」。今年は、世界で活躍中の振付家の大石裕香とともに、串野真也が新たな世界観に創り上げていく。串野の独創的なアイデアが散りばめられた舞台美術・衣裳のトータルデザインは、バレエファンのみならず、アートファンも見逃せない「くるみ割り人形」となるだろう。

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『心の中を埋める何か』(串野真也作)

「くるみ割り人形」を新解釈!「くるみ割り人形と秘密の花園」

本公演は、多く人が抱く「くるみ割り人形」のイメージを覆すような、新しい「くるみ割り人形」を目指している。「くるみ割り人形と秘密の花園」では、私たちが知る「くるみ割り人形」の物語と異なり、少女マリーは、幼いころに両親を亡くしたという設定。心を閉ざしていた少女マリーが、ドロッセルマイヤーと共に鮮やかな世界に飛び立ち、新な一歩を踏みだしていく成長の物語。マリーを取り囲む登場人物の設定も従来のものからアレンジされている。

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『HAKUHO』(串野真也作)

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『KABUNISOUKEI』(串野真也作)

串野真也(Masaya Kushino)プロフィール

京都芸術デザイン専門学校を卒業後、イタリアに留学。“Istituto MARANGONI”ミラノ校 、ファッションデザインマスターコースにてディプロマを取得。最先端技術や伝統技術などを駆使した、ファイナルデザインをテーマにした靴の作品や、科学技術を取り入れたアート作品などを世界に向けて発表している。現在は、バイオテクノロジーなど科学技術を取り入れたアート作品なども積極的に取り組んでいる。作品は、イギリスの国立博物館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、NYのFashion Institute of Technology 美術館に永久保存されている。また、現代アーティストのスプツニ子!とのアートユニットAnother Farmとしても活動しており、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館やCooper-Hewitt National Design Museu、森美術館などグローバルに作品を発表している。受賞歴は、ILA LEATHER GOODS AWARD 2007 GRAND-PRIX、JILA LEATHER GOODS AWARD  2008 審査員特別賞、京都文化賞 奨励賞 2016など。
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貞松・浜田バレエ団 概要

1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、プリ・ド・ローザンヌ受賞者など、優秀なダンサーを多数輩出する。2022年、団長の貞松融が舞踊芸術の向上発展に寄与した舞踊家に送られる「第70回舞踊芸術賞」を受賞した。

「くるみ割り人形と秘密の花園」公演概要

日時2022年12月17日(土)、18日(日) 15:00(開場 14:15)
場所神戸文化ホール 中ホール(兵庫県神戸市)
公式URLhttps://bit.ly/3DC8qaX