リサイクルガラスを用いたアート作品でサステイナブルリノベーション

TOKYOリノベーションミュージアムでは、2021年1月7日から4月6日まで、ガラス造形作家 西中千人の作品を設置した、「枯山水のある“気”のいい玄関 ~アートを活かしたサスティナブルリノベーション~」展を開催。リサイクルガラスの枯山水をマンション モデルルームの玄関に創設し、和の癒しの空間がある自宅での過ごし方を提案する。2021年2月21日には、中西をゲストに迎えた「現代版枯山水のある暮らしの楽しみ方」をテーマにした参加無料のトークイベントを予定。予約不要のオンライン参加も可能。adf-web-magazine-panasonic-tokyo-sustainable-renovation-1

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光の庭 誉(2015年)

ガラス造形作家 西中千人は、日本庭園を現代アート空間と考え、「ガラス=光」を取り入れることで新しい楽しみ方を提案している。同時に、リサイクルガラスを用いたアート作品を通して、ガラスの再資源化による持続可能な社会への課題提起をしている。

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「一瞬に煌く永遠 – ガラスアートの瞑想空間へ」日本橋高島屋1階正面玄関(2017年)

⻄中千⼈(にしなかゆきと)プロフィール

ガラス造形作家。1964年 和歌⼭市⽣まれ。星薬科⼤学薬学部卒業後、薬剤師免許取得。カリフォルニア美術⼤学で彫刻とガラスアートを 学ぶ。「命の煌めき・再⽣」をテーマに、古の⽇本の美にインスパイアされた独⾃のガラス表現を追求。代表作は⾦継の美意識を礎とした「ガラスの呼継」と 命のつながりをメッセージとした「ガラスの枯⼭⽔」。近年は資源循環で持続型社会を⽬指すアート( SDGs x ART )に取り組む。パリ装飾美術館「ジャポニスムの 150 年展」(2018年)、⾹港⼤学美術博物館「藝流不息展」(2019年)やイギリス、フランス、アメリカ、⾹港のアートフェアに毎年出品。2019年に創作活動歴30年を迎えた。第1回ガラスの美展 in 薩摩 ⼤賞、WIRED 主催 CREATIVE HACKAWA RD 2013 グラフィック賞、ドイツWorld Media Festivals ⾦賞 等受賞。世界初リサイクルガラスの枯⼭⽔「つながる」を2019年5⽉京都法然院に奉納。世界最古の大学博物館であるオックスフォード大学 アシュモレアン博物館(イギリス)に呼継盌「黎明」と呼継茶入「有明」が2020年永久収蔵された。adf-web-magazine-panasonic-tokyo-sustainable-renovation-7

世界54カ国を巡った異文化体験を創造の源に、「未来の伝統を今、作る」を哲学として活動。2002年千葉茂原市に工房を構え、以後都市生活と程よい距離を保っている。公式ホームページにて作品や展覧会情報を紹介。

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京都法然院参道に2019年、恒久設置された『 ガラスの枯山水「つながる」 』。

「枯山水のある“気”のいい玄関 ~アートを活かしたサスティナブルリノベーション~」開催概要

会期2021年 1月7日(木)〜4月6日(火) 10:00〜17:00  (水曜休館)
会場パナソニックTOKYOリノベーションミュージアム
ウェブサイトhttps://bit.ly/3oqpJBz