「第二次 工藝を我らに 第二回展」資生堂アートハウスにて開催

資生堂アートハウスでは、「第二次 工藝を我らに 第二回展」を、2021年 1月19日(火)から4月23日(金)の期間に開催する。

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十四代 今泉今右衛門 「色絵雪花墨色墨はじき吉祥文鉢」 2020年

「工藝を我らに」は、2015年から始まった、資生堂アートハウスの企画展。美術品として扱われ、私たちの日常から遠ざかってしまった工藝品を、生活の場に取り戻すための試みとして企画され、資生堂の企業使命としていた美しい生活文化の創造を、展覧会の形をとって発信するものでもあった。

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中條伊穗理 「デスクトップルーペ入れ」 2020年

2019年に始まった「第二次 工藝を我らに」は、「第一次 工藝を我らに」の趣旨を引き継ぎ、第一次メンバーの十四代 今泉今右衛門(陶藝)を要に、新たに参加した漆藝の中條伊穗理と水口 咲、金工の三代 吉羽與兵衛、ガラス工藝の安達征良ら 5名による新作に、アートハウスが所蔵する工藝品やさまざまな道具類などを取り合わせながら、年中行事、室礼、あるいは季節ならではの場面などを再現展示し、暮らしの中での工藝品の用い方や楽しみ方を提案。

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水口 咲 「乾漆片口」 2020年

終息の見えない「コロナ禍」の下、家の中で過ごす時間が増えたことで、これまで以上に身の回りで使う品々に関心が高まっている。藝術性の高い工藝品は日常に彩を添え、それに親しみ用いる日々は、深く豊かな悦びを私たちにもたらしてくれることだろう。そして、これまでの目まぐるしい日常の中では忘れがちだった、日本古来の伝統行事や習慣、季節の恵みをあらためて感じるよい機会ともなる。

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安達征良 「硝子絹糸紋盛器 夜雪」 2020年

「第二次 工藝を我らに 第二回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」開催概要

会期2021年 1月19日(火)~ 4月23日(金) 入場無料
休館日土・日・月曜日(祝日・振替休日の場合も休館) 
開館時間10:00-16:30(入館は16:00まで)
会場資生堂アートハウス
ホームページhttps://bit.ly/2MLEFwr