川上愛里・野地ことみ・山中雪乃の3人で結成されたペイン
ターギャルズ
GALLERY ROOM・Aでは2022年9月10日から10月16日(日)まで、川上愛里・野地ことみ・山中雪乃の3人で結成されたペインターギャルズ、Painter gals carandsexによる展覧会「Palpebra」を開催する。川上は1998年大阪府生まれ。人間とその身体の奥深くに眠る自然との関係性に着目し、主体としての身体をすべての人たちのために取り戻すことを目指す。”キャンバスの向こう側にある世界(場所、place、there)とキャンバスのこちら側の現世を繋ぐ / 隔てるための窓”としての絵画を描く。
野地は1999年群馬県生まれ。自分が見つけた限りの自然や人を、誰かに手紙を書くように描きたいと考えている。山中は1999年⻑野県生まれ。絵画をモチーフ、写真、支持体、様々なレイヤと自分の視点を通して構成し、そうして生まれる操作と偶然から「存在」について考える。本展に向けて3人がそれぞれの視点で新作を発表し、共鳴し合うような空間をつくり上げる。
展覧会ステートメント
palpebraは赤い肉のオーヴだ。
本当に目に見えるものは血潮だけ。
暗闇の崖に立ち吹き荒れる嵐に包まれたときも、視界に入る人々にうんざりして目を瞑った時もそうだった。
ダヴィンチのベツヘレムの星の草の素描を見た時、まるで寄り合った若い魔女たちのまつ毛みたいだと思った。
私の痛みは、雪原に刺さったナイフから溢れ出る熱い溶岩で出来たブローチだ。あるいは、大事なことが揮発し てゆく朝。立ち尽くすままの夕焼け。
それはいつも、瞼の奥の左右の視神経が交叉する場所にある。
貴方達や私にとって本当に大切なことは、そこへ行くと知ることができる。
Painter gals carandsex
2017年 京都造形芸術大学油画コースに入学した川上愛里・野地ことみ・山中雪乃の3人で結成されたペインターギャルズ
川上 愛里 / Airi Kawakami
1998年 大阪府生まれ。2022年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。2022年 東京藝術大学美術研究科修士課程油画専攻第六研究室入学(在学中)。
野地 ことみ / Kotomi Noji
1999年群馬県生まれ。2021年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。
山中 雪乃 / Yukino Yamanaka
1999年⻑野県生まれ。2021年京都芸術大学 美術工芸学科油画コース卒業。2021年京都芸術大学大学院美術工芸領域油画領域入学(在学中)。
GALLERY ROOM・A
年齢やジャンルにとらわれず、国内外で活躍する様々なアーティストを紹介し、Artistの発表の場(ROOM)を創出しているコマーシャルギャラリー。アートプラットフォーム「ArtSticker」とインディペンデントキュレーターの⻘木彬との共同運営で、定期的に企画展を展開。ギャラリーでの個展や作品販売だけではなく、ホテル客室での展示企画や、地域性を活かしたワークショップや宿泊プログラム、トークイベントなどを通じて、“アート”を多様な解釈の中で経験するための場所としていく。
「Palpebra」開催概要
会期 | 2022年9月10日(土) から10月16日(日)まで |
会場 | GALLERY ROOM・A |
開催時間 | 8:00〜23:00 |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 無料 |