クリエイティブ × テクノロジーで東京をより良い都市に変える表現・探求・アクションをつくり出す
アートとデジタルテクノロジーの活用を通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点として2022年10月に渋谷にオープンした「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」では、2023年度のアーティスト・フェローを2023年5月11日(木)から6月4日(日)まで募集する。CCBTのコアプログラムのひとつ「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラム。公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ等を実施し、CCBTのパートナーとして活動する。CCBTでは制作費上限1,000万円のほか、制作スペースや技術・マネージメント、メンターをはじめとした様々な専門家からのアドバイスなどのサポートを行う。本年度は、AI、Web3、音楽表現・パフォーミングアーツ、ダイバーシティ&インクルージョン、市民参画プロジェクト等の5つのテーマで企画を公募し、7月中旬にアーティスト・フェローを発表する予定。
2023年度 募集概要
2023年度も国内外で活躍するプロデューサー、キュレーター、デザイナー、プログラマー等が、メンターとしてアーティスト・フェロー活動に伴走。
2023年度アート・インキュベーション・プログラム メンター
- いすたえこ (アートディレクター、グラフィックデザイナー)
- 宇川直宏(“現在”美術家、DOMMUNE主宰)
- 久世祥三(プログラマー / MATHRAX)
- 竹川潤一(MUTEK Japan理事)
- 田中みゆき(キュレーター / プロデューサー)
- 細川麻沙美(札幌国際芸術祭事務局統括マネージャー)
エントリー・申込期間
2023年5月11日(木)から6月4日(日)まで
一次選考(書類)
2023年6月中下旬
二次選考(面接)
2023年7月上旬
選考結果発表
2023年7月中旬
募集活動テーマ
- AI等のテクノロジーを応用した新しいアート表現の開発
- XRやNFT等のWeb3におけるクリエイティビティを試行するプロジェクトや表現の開発
- インターネット以降の新しいシーン形成を目指す、音楽表現・パフォーミングアーツ
- 障害の有無に関わらずみんなで楽しめるプロジェクトの構築
- ハッカソンやワークショップ等を通じた市民参画によるプラットフォームの形成
フェローへのサポート内容
(1)制作サポート
フェロー活動に対する経済的・環境的なサポートとして、1,000万円を上限とした制作費および制作活動やミーティング等に必要なスペースを提供する。
(2)レベルアップサポート
企画の具体化にあたって、メンターをはじめとする専門家によるアドバイス・技術支援等を受ける機会を提供する。
(3)プロモーションサポート
CCBTウェブサイト・SNSにおける情報発信、本プログラムを紹介するパンフレットや会場サイン等への掲載、作品や企画の記録・アーカイブの構築をサポートする。
(4)マネージメントサポート
作品や企画を広く公開するために必要となる会場手続き、会期運営、機器運用、作品設営等のマネージメントをサポートする。
フェロー委嘱予定期間
2023年8月1日から2024年3月31日まで
応募者の条件
- 日本在住であること。
- 18歳以上であること。
- 5年以上の活動履歴を有すること。 ほか
CCBTアーティスト・フェロー活動
クリエイティブ × テクノロジーで東京をより良い都市に変える表現・探求・アクションをつくり出す、国内最大規模となるアーティスト・フェロー制度。2022年度の同プログラムでは、AIやXR、デジタルファブリケーション、映像等を駆使した多様なプロジェクトをCCBTと街なかにて展開。全5組のアーティスト・フェローは、ワークショップやレクチャー、展覧会の開催、街なかでの展示等全30プログラムを実施し、延べ5,000人を超える参加者と交流し、アートとテクノロジーによる創造性を、社会へと積極的にアウトリーチした。