居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE」を下北線路街に開業
UDSは、小田急電鉄、エイチラボと協働で計画する、「住む」と「学ぶ」を一体化した居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE」をオープンした。コロナ禍で大学生活に変化が生まれる中、授業だけでない、人と人とのつながりや交流にある価値が再認識されている。近年、大規模公開オンライン講座の普及で授業コンテンツへのアクセスが容易になり、世界のトップスクールは寮生活の中での学び合いをより重視する傾向にある。そうした世界的な動きを背景に、多様な経験や価値観をもつ居住者が一つ屋根の下、寝食を共にする中で学び合う場を日本でも実現すべく「下北線路街」に開業するのがSHIMOKITA COLLEGE。下北沢というまちをキャンパスに見立て、まちの人たちとの関わり合いも通して、これからの社会を導いていく次世代を育む場を目指す。
SHIMOKITA COLLEGEは「下北線路街」の開発主体である小田急電鉄の統括のもと、UDSが企画、設計、運営を手がける。企画、運営においては、海外教育機関とネットワークを持ち、多様な人が集い学び合う体験や空間を提供する教育事業を展開するHLABをパートナーに迎え、三社協働により取り組んでいく。
2021年4月の開校に向けて、2020年12月1日より米国、英国、オーストラリア、オランダの4か国を含む国内外20大学から、34名の学生ならびに社会人のトライアル入居を開始。オンラインで各大学の授業を受けながら、共同⽣活を通した学びをスタートしている。
SHIMOKITA COLLEGEの特徴
下北沢のまち全体をキャンパスに
多様性豊かな下北沢のまち全体をキャンパスとして捉え、SHIMOKITA COLLEGEをハブとして生活していく中で浮かび上がる地域の課題解決をプロジェクト化して取り組んでいく。プロジェクトを通してまちの人々とのつながりを深めながら、地域の一員としてまちに貢献していく姿を目指す。
学びを誘発するレジデンシャルプログラム
運営には、HLABが過去10年間の事業展開の中で国内外のトップスクールとの協業などを通して培ったノウハウを結集した「HLABカレッジ・レジデンシャル・プログラム」を導入。入居者達自身によるカレッジ運営のルール決めや自治会活動、年長者によるメンター制度など、共同生活の中に学びのきっかけとなる仕組みを落とし込む。
偶発的な交流を生む空間づくり
食堂やラウンジなどの共有スペースは各フロアの居室への動線上に配置。さらにランドリールームやライブラリーなど機能の異なる共用スペースを各フロアに分散させることで、交流が生まれやすい空間づくりをしている。
全5タイプ102室の居室
居住空間は、水回り共用の1人部屋(9.8㎡)をメインに、バス・トイレ付きの1人部屋(約13.0〜14.7㎡)、さらに2段ベッドを入れた2人部屋や4人部屋、8人部屋を用意。これまでUDSがホテルやシェアハウス事業で培ったデザイン手法やノウハウを活かし、天吊型のハンバガーレールや壁を活用した可動収納など、限られたスペースを最大限に活用して快適な居住空間を提供。
管理栄養士による手づくりの食事
1階に位置する居住者専用の食堂「リラックス食堂 下北沢」はUDS が運営。全国5拠点で展開する学生向け食堂事業のノウハウで入居者の健康と成長をサポートする。「丁寧な手づくりの味」、「出来立ての美味しさ」、「コミュニケーション」を大切に、朝と夜1日2食を提供。
SHIMOKITA COLLEGE施設概要
所在地 | 東京都世田谷区代田五丁目20番16号 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 地上5階建て |
敷地面積 | 1,267.78㎡ |
建築面積 | 791.63㎡ |
延床面積 | 2512.13㎡ |
施設 | 102室 食堂 1 テナント 1 |
開業 | 2020年12月1日 |
入居対象 | 高校生、大学生、社会人 |
URL | https://shimokita.college/ |