過去最大規模の内藤廣展の公式図録および作品集

建築家・内藤廣『建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い』発売記念講演会およびサイン会が2024年3月6日（水）に六本木蔦屋書店で開催される。昨年島根県立石見美術館で開催された「建築家・内藤廣　BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」展では、模型やドローイングの展示はもちろんのこと、解説として添えられた「赤鬼と青鬼の掛け合い」が大きな反響を呼び、その場で多くが初公開となった「Unbuilt（アンビルト）」のプロジェクトにも驚きや関心の声が多く上がっていた。本講演会では展覧会の振り返りや「アンビルト」や「赤鬼と青鬼」について詳しく語られる。

書籍は過去最大規模の内藤廣展の公式図録および作品集となっており、「海の博物館」から近作「紀尾井清堂」までの代表作に加え、学生時代の卒業設計や美術館課題、独立前から近年までのコンペ案の数々、進行中プロジェクトなど、全80作品のドローイング、写真、模型、断面矩計図を収録。展覧会の目玉「赤鬼と青鬼」による約10万字に及ぶ解説文も掲載。

内藤 廣（ないとう・ひろし）/ 著者

1950年横浜市生まれ。建築家。1974年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院理工学研究科にて吉阪隆正に師事。修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て1981年、内藤廣建築設計事務所設立。2001年、東京大学大学院工学系研究科社会基盤学助教授、2002-11年、同大学教授、2007-09年、グッドデザイン賞審査委員長、2010-11年、東京大学副学長。2011年、東京大学名誉教授。2023年-、多摩美術大学学長。