アートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」新プロジェクト始動

丸の内仲通りに面する国際ビルヂング1Fで、店舗入れ替え期間という、いわば遊休空間をアーティストの発信の場として有効活用する「ソノ アイダ#有楽町」。現在開催中の、アーティスト・藤元明のディレクションのもと取り組む第3弾企画「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」の会期を延長し、テナント向けの無料レンタルや委託者の希望に沿った作品を制作する委託制作活動等、有楽町にアート作品を還元する新たな取り組みを複数実施していく。本企画を通じて、アートが都市のオフィス街に飛び出し、まちとの一層の融和を図るとともに、賑わいを創出し、アートの取り組みを加速させ、有楽町を再構築していく狙い。adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-1

「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」

アーティストの制作の現場を期間限定で都心の有楽町に設け、藤元明、藤崎了一、相澤安嗣志の3人のアーティストが実際に滞在し、作品制作。作成の様子は公開され、完成した作品は同会場内にて展示・販売される。会場内ではいつ訪れても、制作の瞬間から展示までの一連のプロセスがショーケースとして見られる。

延長期間中の追加の取り組み

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①国際ビル共用部展示作品

①完成した作品を有楽町エリアのビル共用部に展示
完成した作品の一部は国際ビルヂング1階貫通通路(皇居側)に展示。新東京ビル1階貫通通路(三菱一号館側)にも今後追加展示される予定(11月中旬)。

②完成した作品について、有楽町エリアのテナント向けに無料レンタルサービスを開始
レンタル作品は100を目指し、制作を続けている。(レンタル申込期限:2020年11月29日まで)

③空間に合わせた作品の委託制作を開始(会員制施設「有楽町SAAI Wonder Working Community」に納品予定)
今回の企画延長に際し、アーティストによる委託制作を開始。アーティストが委託者の希望する空間に合わせて一から制作を行い、納品する。

アーティスト紹介とソノアイダで作成した作品例

藤元明

1975年東京生まれ。アーティスト。人間では制御出来ない社会現象をモチーフとして、様々な表現手法で作品展示やアートプロジェクトを展開。主なプロジェクトに「ソノ アイダ」、「TOKYO 2021」、「陸の海ごみ」、「NEW RECYCLE®」、広島-NewYorkで核兵器をテーマに展開する「ZERO PROJECT」「FUTURE MEMORY」など。2016 年より開始した「2021」プロジェクトは現在も進化中。adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-5adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-6

藤崎了一

1975 年大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、商業造形制作やクリエイティブプラットフォーム(SANDWICH) など様々な場所でテクニカルディレクターとして活躍、2014 年から作家として本格的に活動を開始。自らの身体感覚を媒体として制作行為の軌跡を作品構成の要素とする。「執着(ADDICT)」 をコンセプトに素材を偶発的な物理現象へ変換し、彫刻、写真、映像など様々なメディアを用いて作品表現へと昇華させている。adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-7adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-8

相澤安嗣志

1991 年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース卒業。自然と人間が交わる境界領域、文明の廃棄物が混在する場、エネルギー消費の場などを、現代の複雑で多様な社会の中で失われていくことになる歴史的な遺産として価値を見出し、物質の存在や運動エネルギーの認識を反映させた作品を制作している。adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-10adf-web-magazine-sono-aida-yurakucho-11

「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」開催概要

会期2020年10月8日(木)~11月29日(日)
営業13:00~19:00(土日11:00~) 月曜定休
会場国際ビルヂング1F
ウェブサイトwww.sonoaida.jp/asa