医療のための画期的な新しいビジョンを実現

フォスター+パートナーズキャノンデザインが、アメリカ・ミネソタ州ロチェスターのメイヨー・クリニックにおける革新的ヘルスケア・プロジェクトの設計に抜擢された。ギルベイン・ビルディング・カンパニーが建設管理を主導する。

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Dbox/Foster + Partners
© 2023 Mayo Foundation for Medical Education and Research (MFMER). All rights reserved.

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Bold. Forward. Unbound. in Rochester」と呼ばれるこのプロジェクトは、メイヨー・クリニックの全組織的戦略である「Cure(治療)」「Connect(連携)」「Transform(変革)」を推し進め、世界中の患者のために医療を変革する、複数年にわたる戦略的イニシアティブ。このイニシアティブでは、メイヨー・クリニックのミネソタ州ロチェスター・キャンパスを再構築し、革新的なケアコンセプトとデジタル技術を組み合わせた新しい施設を導入することで、患者体験を変革し、より多くの治療法を開発、より良い結果を得ることが求められている。臨床医のチームワークを進め、患者の満たされていない要望や変容する要望に応えるため、物理的スペースとデジタル機能の真のシームレスな統合を実現することを目指す。

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このプロジェクトは、ロチェスターにあるメイヨー・クリニックのダウンタウンキャンパスの中心にある2棟の新しい臨床ビルにおおむね完結する。現在のオズムン・コンプレックスとデイモン・ランプの跡地に位置する2棟の9階建てビルは、高さ221フィート(約67メートル)に達する予定であり、将来的に420フィート(約128メートル)まで拡張する可能性がある。北と南の車寄せが統一されたメインエントランスがデザインの肝で、クリニックの新しい顔になっている。この階では既存のゴンダ・ロビーを新しい施設に広げることで道案内を簡素化、到着した瞬間から歓迎される雰囲気を醸し出させる。

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このクリニック入り口には、スカイブリッジが2つの新しいビルと既存のゴンダ・ビルを水平に結び、クリニックの集学的治療チームが敷地内で効果的に往来しやすくなっている。このスカイブリッジは、2層吹き抜けのコミュニケーションスペースにとって不可欠な部分であり、患者とその大切な人々に、休息し、つながり、再充電するためのスペースを提供する。この階は建物のファサードが目印となり、キャンパスのどこからでも容易に見つけることができる。

個性的な建築スペースは、自然、日光、つながりなどを通して希望と癒しをサポートしている。メイヨー・クリニックの大切な価値観である「患者のニーズが第一」を念頭にデザインされたこの建物は、検査や画像診断から診察や治療まで、さまざまな患者サービスへアクセスできるように設計されています。これらの施設は患者のニーズや特定の疾患を中心にサービスを統合し、クリニックにいる間、あたかも患者が自宅に過ごしているような継続的なケア環境を作り上げる。

背丈のあるウィンターガーデンはこれらのケア施設の中心に位置し、あたりを一体化させ、街の壮大な景色を望む光あふれる空間を提供する。アトリウムは社交的かつ機能的で、新しい形の休息と癒し、あるいは共同作業とケアの機会を提供する。

ユニバーサルグリッドを採用し、床の高低差を配慮することで、クリニックの医療の進化や治療環境の変化に対応できるよう見越してデザインされている。治療環境が機械、データ、ロボットなどの柔軟性の高い技術インフラで先駆的な治療をサポートする一方で、人とのつながりを優先させることができる。デジタル機能をシームレスに統合し、入院、外来、バーチャルケアの従来の垣根を超えたヘルスケアの旅が患者をサポートする。

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このプロジェクトは、患者やその家族など大切な人、スタッフのニーズに対応するケア体験の全体的な向上と、将来の世代に向けた新たなモデルになることを目指している。

フォスター+パートナーズ

1967年にノーマン・フォスターによって設立された、持続可能な建築、都市、エンジニアリング、デザインのための世界的なスタジオ。世界各地に事務所を構え、民族的・文化的に多様な人材を中心に、ひとつの組織として活動している。

キャノンデザイン

キャノンデザインは、ヘルスケアの専門知識と、より健康的な世代への道を切り開くソリューションをデザインし、実行する能力で知られるグローバル・デザイン・ファーム。そのコンサルティング部門であるブルー・コテージ・オブ・キャノンデザインは、大胆な未来を定義し、そこに到達するための計画、プロセス、経験、戦略を創造する業界リーダーである。