過去最大規模の内藤廣展の公式図録&作品集
グラフィック社は、島根県立石見美術館で開催中の「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」展の公式図録、書籍『建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い』を、2023年10月より全国の書店で発売する。
真面目と不真面目、制約と逸脱、収束と混乱。わたしの脳内に生息する青鬼と赤鬼が、夢と現の80プロジェクトを案内する。
内藤廣(本書・帯文言より)
「海の博物館」から近作「紀尾井清堂」までの代表作に加えて、学生時代の卒業設計や美術館課題、独立前から近年までのコンペ案の数々、進行中プロジェクトなど本邦初公開多数。全80作品のドローイング、写真、模型、断面矩計図を収録。さらには、今回の展覧会の目玉となる「赤鬼と青鬼」による解説文も掲載している。
赤鬼と青鬼がすべてのプロジェクトを解説
本書では、建築家・内藤廣の脳内に生息する二匹の鬼が案内役となりそれぞれのプロジェクトを解説。情熱的で自己主張が強い性格の「赤鬼」と、控えめで禁欲的な性格の「青鬼」。本書掲載の全プロジェクトで、著者の思考プロセスを辿る体験が可能となる。
内藤廣のこれまでの活動を総覧できる図録 & 作品集
384ページ・オールカラーの大ボリュームに、迫力の観音開きページが2組付き、製本仕様は見開きやすいコデックス装を採用と、まさに内藤建築のエネルギーが凝縮されたような一冊となっている。
掲載プロジェクト例
Built
海の博物館、安曇野ちひろ美術館、牧野富太郎記念館、島根県芸術文化センター/グラントワ、日向市庁舎、高知駅、富山県美術館、福井県年縞博物館、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設、福井県立一乗谷博物館、とらや 赤坂店、紀尾井清堂 など
Unbuilt
卒業設計、美術館課題、名護市庁舎、こまつドーム、 アルゲリッチハウス、日立市庁舎、石川県立図書館、徳島文化芸術ホール、銀座三愛ビル、多摩美術大学 新棟・講堂、和光大学 新教室棟・講義室棟 など
内藤 廣(ないとう・ひろし)
1950年横浜市生まれ。建築家。1974年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院理工学研究科にて吉阪隆正に師事。修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て1981年、内藤廣建築設計事務所設立。2001年、東京大学大学院工学系研究科社会基盤学助教授、2002-11年、同大学教授、2007-09年、グッドデザイン賞審査委員長、2010-11年、東京大学副学長。2011年、東京大学名誉教授。2023年-、多摩美術大学学長。
『建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い』書籍情報
著者 | 内藤 廣 |
発売 | 2023年10月 |
仕様 | B5変形判 並製 総384頁(オールカラー / コデックス装 / 観音ページ2セット有) |
定価 | 4,290円(10%税込) |