インクルーシブデザインやサステナブルな着物活用をテーマに 全4部門でデザイン画を募集
東京都は若手ファッションデザイナーの発掘・育成を目的としたファッションコンテスト「Next Fashion Designer of Tokyo 2027(NFDT)」および「Sustainable Fashion Design Award 2027(SFDA)」の作品募集を2026年5月15日より開始した。エントリー締切は7月14日。インクルーシブデザインやサステナブルな着物活用などをテーマに、全4部門でデザイン画を募集する。
インクルーシブデザインとサステナブルファッションをテーマに募集
「NFDT」は都内在住・在学の学生を対象としたファッションコンテスト。「フリー部門」と、障害のある人の着用を前提とした「インクルーシブデザイン部門」の2部門を設置する。一方、「SFDA」は都内在住・在学・在勤の学生およびアマチュアデザイナーを対象に、着物生地や和装素材を活用した作品を募集。「ウェア部門」と「ファッショングッズ部門」の2部門で構成される。服飾学生に限らず、アート、映像、デジタルクリエイションなど、多様な分野の若手クリエイターから広く応募を募る点も特徴だ。昨年度の応募総数は約2,000点にのぼり、受賞者が自身のブランドを立ち上げるなど、次世代デザイナーの登竜門として存在感を高めている。
パリコレデザイナーらが審査と育成を担当
審査員には東京藝術大学長の日比野克彦をはじめ、ANREALAGEの森永邦彦、CFCLの高橋悠介、TOMO KOIZUMIの小泉智貴ら、国内外で活躍するデザイナーやバイヤー、クリエイティブディレクターが参加する。また、「インクルーシブデザイン部門」では、障害者支援団体の代表者も審査に参加。ファッション性と機能性の両面から専門的な視点で選考を行う。さらに、「SFDA」では、LVMH モエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン社長のノルベール・ルレが審査員長を務めるほか、MALION vintageの石田栄莉子、メルカリ取締役会長の小泉文明らが名を連ね、クリエイティブとビジネス双方の視点から審査を行う。
ファッションショー形式の最終審査を実施
一次審査ではデザイン画による選考を実施。通過者には制作補助費や、パリコレデザイナーによるワークショップを提供する。二次審査ではルックプレゼンテーションに加え、SNS上での一般投票も実施。審査員選考と一般投票を通過したファイナリストは、2027年3月に都内で開催されるファッションショー形式の最終審査へ進出する。受賞者には、最大100万円の賞金に加え、ブランド立ち上げ支援、都内商業施設での展示、パリファッションウィーク期間中の作品発表サポートなど、継続的な育成プログラムが用意されている。
東京を世界的ファッション拠点へ
東京都は、東京をパリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークと並ぶ「ファッションの拠点」とすることを目指し、ファッション・アパレル産業振興に取り組んでいる。2022年に創設された「NFDT」「SFDA」では、受賞者が自身のブランドを設立し、国内外アーティストの衣装制作やMV採用へつながるなど、実践的な成果も生まれている。東京都は本コンテストを通じ、次世代を担うクリエイターの発掘と国際的な育成を推進していく。
募集概要
Next Fashion Designer of Tokyo 2027
- 応募期間:2026年5月15日から7月14日まで
- 部門:フリー部門/インクルーシブデザイン部門
- 応募資格:都内在住または在学中の学生・生徒
Sustainable Fashion Design Award 2027
- 応募期間:2026年5月15日から7月14日まで
- 部門:ウェア部門/ファッショングッズ部門
- 応募資格:都内在住・在学・在勤の学生・生徒、アマチュアデザイナー
受賞特典
- 東京都知事賞 大賞:賞金100万円
- 東京都知事賞 優秀賞:賞金50万円
- 特別選抜賞:賞金50万円
- 都内商業施設での展示
- ブランド立ち上げ支援
- パリファッションウィーク期間中での作品発表支援

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