次世代の空間デザイン人材育成を目指す
アメリカの不動産総合コンサルティング会社・JLLの事業であるJLLプロジェクト&ディベロップメント・サービス(PDS)は、IE大学 建築・デザイン学部(IE School of Architecture & Design)と共同で第2回「IE and JLL Design Wonder Award」を開催する。本プログラムでは、世界中から選ばれた9名の学生に対し、2026〜2027年度にマドリードで開講されるインテリアデザイン修士課程の授業料全額を支給するものとなっている。
応募は2026年4月30日まで受け付けており、公式サイトから申請可能。本アワードは、インテリアおよび空間デザイン分野の発展に寄与する将来性の高い若手人材の発掘を目的としている。
10か月間のフルタイムプログラムは、住宅から複雑な共有空間に至るまで、多様なスケールを対象とした包括的なアプローチを採用。カリキュラムには、戦略的思考、応用研究、技術開発が組み込まれ、人間の体験と建築環境の関係性に重点が置かれている。修了後には、JLLのデザインチームや同社の設計・施工部門であるTétris Design and Buildに参加する機会も想定されている。
今回の取り組みは、現代の空間デザインが大きな転換期を迎えている状況を背景としている。JLLの「2026 Design Perspectives Report」によれば、オフィス、小売、ホスピタリティ分野を中心に、テクノロジーと感覚的体験を融合させた柔軟かつ適応性の高い空間への需要が高まっている。こうした変化に対応するため、JLLとIE大学の連携は、教育と実務の橋渡しを強化する試みと位置付けられる。
IE大学の6つの学部の一つであるIE School of Architecture & Designは、イノベーションと学際性を教育の中核に据えている。セゴビアおよびマドリードにキャンパスを構え、実践的な学習、ファブリケーションラボ、起業支援、マネジメント教育を組み合わせ、建築、不動産開発、デザイン、ファッションなど多様な分野における教育プログラムを展開している。
今回のアワード拡充は、両機関が将来の空間環境を担うデザイン人材の育成に継続的に投資している姿勢を示すものとなっている。

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