芸術家との対話から生まれる人生の金言集
原田マハによる対話集『原田マハ、アートの達人に会いにいく』が、2026年3月30日、新潮文庫より刊行された。本書は「芸術新潮」で連載された人気インタビューをもとに構成され、詩、建築、美術、映画など多領域の第一人者との対話を収録する。谷川俊太郎、竹宮惠子、安藤忠雄、山田洋次ら、現代を代表する33名の表現者が登場し、それぞれの言葉が読者の思考と人生に新たな視点をもたらす。
芸術家との対話から生まれる言葉
「憧れの人に会い、話を聞きたい」という衝動から始まった本企画は、原田マハ自身の創作の原点とも重なる。あとがきでは、対話の一つひとつが自身の道を照らしてきたと語られる。その言葉は、読者にとっても人生の指針となる光として響く。本書に収録された言葉は、単なるインタビューを超え、創造の現場から紡がれる思索の記録として読むことができる。
多領域にわたる33人の達人たち
登場するのは美術、建築、文学、映画、音楽、漫画など、各分野を代表する表現者たち。詩人 谷川俊太郎、建築家 安藤忠雄、映画監督 山田洋次、漫画家 竹宮惠子をはじめ、写真家 石内都、建築家 槇文彦、建築史家 藤森照信など、多様な視点が交差する。それぞれの対話には、長年にわたり積み重ねられた思考と経験が凝縮されている。
創造の現場に触れる対話集
本書の魅力は完成された作品ではなく、その背後にある思考や葛藤、価値観に触れられる点にある。原田マハは、美術館勤務やニューヨーク近代美術館での経験を背景に、相手の本質に迫る対話を展開する。芸術の枠を超え、人生や社会との関わりを見つめる言葉が、静かに、しかし確かな強度をもって提示される。
文庫化による新たな読者層へ
単行本として刊行された本作は今回の文庫化により、より多くの読者へと開かれた。手に取りやすい形式となったことで、日常のなかで繰り返し読み返す「思索の書」としての価値も高まっている。
原田マハ
原田マハは1962年東京都生まれの作家。関西学院大学および早稲田大学で文学と美術史を学び、美術館勤務や森美術館設立準備室を経
て作家活動へと転じた。2005年『カフーを待ちわびて』でデビューし、『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』『リーチ先生』など数多くの作品を発表。アートと文学を横断する独自の表現で広く支持を集めている。
『原田マハ、アートの達人に会いにいく』書籍情報
| 発売 | 2026年3月30日 |
| 定価 | 880円(税込) |
| URL | https://tinyurl.com/35aed6e7 |

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