ラッフルズ本館の歴史的ダイニングルームに新レストランが誕生

ラッフルズ・ホテル・シンガポールは、シェフ アンドレ・チャンが指揮するレストラン「1887 by André」を、2026年3月31日にオープンする。本レストランは、ラッフルズ・ホテル・シンガポール本館に位置する歴史あるダイニングルームを舞台とする、新たなシグネチャーレストランとなる。「1887 by André」は、フランス料理の技法を軸に、ラッフルズ・ホテル・シンガポールの歴史と進化を反映した料理と空間を通じて、食と文化の関係性を提示する構成となる。予約受付は2026年1月21日より開始されている。adf-web-magazine-1887-by-andre-1

アンドレ・チャンのシンガポールへの回帰

本レストランの開業は、アンドレ・チャンにとってシンガポールへの再訪となる。キャリアを通じて「オクタフィロソフィー/八つの哲学」という独自のコンセプトを提示し、ミシュランガイドや「世界のベストレストラン50」、さらに50 Bestによる生涯功労賞など、複数の評価を受けてきた。かつてシンガポールで「Restaurant André」を率いた経験をもつアンドレ・チャンにとって、本プロジェクトは、自身の料理哲学を育んだ都市との関係性を改めて示す機会となる。アンドレ・チャンは次のように述べている。「シンガポールは、私がシェフとして成長し、哲学を築いた場所です。『1887 by André』は、ラッフルズ・ホテル・シンガポールと、この街の文化や多様性に対する私からのラブレターです。」adf-web-magazine-1887-by-andre-4adf-web-magazine-1887-by-andre-5

A Taste of Time

「1887 by André」では、「A Taste of Time(時の味)」をテーマに、ラッフルズ・ホテルおよびシンガポールの歴史的瞬間や文化的背景から着想を得たメニューを提供。ホテルに残る歴史資料は、アンドレ・チャンによって再解釈され、地元産の食材とともに構成される。ビクトリア朝時代の儀式性を想起させる料理や、ラッフルズ初期のダイニングルームに由来する味覚も取り入れられる。また、第二次世界大戦中に敷地内に埋められ、後に発見された銀製トローリーワゴンを含む、ラッフルズ・ホテル・シンガポールの銀食器コレクションも使用される予定である。adf-web-magazine-1887-by-andre-2

提供形式とドリンク

料理はアラカルト形式を基本とし、一部に定番のセットメニューオプションを用意。ドリンクは世界各地のクラシックおよび現代的な銘柄に加え、南太平洋の風味から着想を得たノンアルコールドリンクも提供される。adf-web-magazine-1887-by-andre-3

空間デザインと歴史的背景

「1887 by André」は、かつて「ラッフルズ グリル」「エリザベス朝グリル」として100年以上にわたり使用されてきた空間を引き継ぐ。
インテリアデザインは、サステナビリティを重視した設計で知られる建築家・デザイナーのビル・ベンズリーが手がけた。コロニアル様式建築の構造を基盤に、温室的要素を取り入れ、大理石や木材、ヤシの木、パンカなど、この地域特有の素材やモチーフを用いることで、ホテルの139年にわたる歴史と現代性の調和を図っている。

レストラン概要

  • レストラン名:1887 by André
  • 所在地:1 Beach Road, Singapore 189673
  • 席数:42席
  • 営業時間:火曜日〜土曜日(定休日:日・月)
  • ランチ:11:30〜13:30(最終受付)
  • ディナー:18:00〜20:00(最終受付)
  • 予約開始日:2026年1月21日
  • 予約:https://tinyurl.com/muyan26m

ラッフルズ・シンガポール

1887年創業のラッフルズ・シンガポールは、19世紀を代表するラグジュアリーホテルのひとつとして知られる。コロニアル建築と現代的な快適性を併せ持ち、100室以上のスイートを備える。各スイートには専任のラッフルズ・バトラーが付き、長年にわたり同ホテルのサービスを支えてきた。

ラッフルズ・シンガポール&リゾーツ

ラッフルズは、1887年にシンガポールで創業したホテルブランドであり、現在は世界各地にホテル、リゾート、レジデンスを展開している。ラッフルズ・シンガポール&リゾーツは、アコー・グループの一員として、文化、アート、デザインへの継続的な関与を掲げている。