トークイベント「ドローイングからみる多様なアプローチ」

寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」は、企画展「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」 の関連トークイベントとして、「ドローイングからみる多様なアプローチ」を2021年4月29日(木・祝) 19時よりWHATにて開催する。

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2020年12月にオープンした「WHAT」で開催中の企画展「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」では、2名のコレクター、高橋龍太郎、Aが、それぞれの視点と価値観をもって収集した新作および未公開作品を含む70点にわたるコレクションに焦点を当てている。

このたび開催するトークイベント「ドローイングからみる多様なアプローチ」は、高橋龍太郎、出展アーティストである鈴木ヒラク、水戸部七絵、毛利悠子、そしてキュレーターの児島やよいをモデレーターに迎え、高橋龍太郎コレクション「描き初め(かきぞめ)-コレクションはいつまでも若い」を紐解き、もっとも本質的かつシンプルな表現であるドローイングの可能性に迫る。また、およそ1時間のトークセッションの後、本展覧会展示作品について、アーティスト自身からの解説も。当日の参加は先着20名様限定とし、WHAT公式Instagramでの無料生配信を行う。

登壇者プロフィール

鈴木ヒラク

1978 年生まれ。アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科修了。 文字や記号の発生に関心を持ち、ドローイングと言語の関係性を主題として、平面・彫刻・映像・パフォーマンス など多岐にわたる制作活動を展開。光を反射する素材を多く用いながら、空間や時間における線の「発掘」行為を 通して、ドローイングの領域を拡張し続けている。

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撮影:Keizo KIOKU

水戸部七絵

千葉を拠点に作家活動を行っている。2014年のアメリカでの滞在制作をきっかけに「DEPTH」シリーズを発表し、2016年の愛知県美術館にて開催された個展では、4m近くの大作一点を会場中央に展示した。2020年に同美術館で令和2年度新収蔵作品として「I am a yellow」が収蔵される。

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撮影:Keizo KIOKU

毛利悠子    

1980年生まれ。美術家。磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力をセンシングするインスタレーションを制作。2015年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。2015年に日産アートアワード グランプリ、2016年に神奈川文化賞未来賞、2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2018年に文化庁文化交流使東アジア文化交流使として中国に滞在。現在、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専任講師。adf-web-magazine-what-inside-the-collector's-vault-vol1-4

児島やよい

キュレーター、ライター。明治学院大学、杉野服飾大学 非常勤講師。慶應義塾大学卒業。ナンジョウアンドアソシエイツ、横浜トリエンナーレ2001事務局を経てフリーランスで活動。2017~18年 十和田市現代美術館副館長。「歴史の歴史 杉本博司」(03年、メゾンエルメス)「草間彌生 クサマトリックス」(04年、森美術館)、国内外での高橋コレクション展などの企画を手がける。

「ドローイングからみる多様なアプローチ」開催概要

日時2021年4月 29日(木・祝) 19:00〜20:30(予定)
会場WHAT展示室 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 G号
モデレーター児島やよい
特別ゲスト高橋龍太郎
登壇者鈴木ヒラク、水戸部七絵、毛利悠子
定員先着20名
料金2,000円(WHAT入館料、イベント参加費込み)
申込WHATイベントページより