ノモス グラスヒュッテ「タンジェント アップデイト」が革新的でサステイナブルな製品デザインに与えられる「Green Good Design Award 2021」を受賞
ドイツの時計ブランド、ノモス グラスヒュッテ(NOMOS Glashütte)の主力モデル、タンジェント アップデイトが、革新的でサステイナブルな製品デザインに与えられる国際的な賞「Green Good Design Award 2021」を受賞した。
「Good Design Award」は、70年以上にわたって優れた製品デザインを評価してきた、歴史あるアワード。シカゴ学術振興協会 建築デザインミュージアムが毎年主催しているアワードで、世界的に最も権威のあるデザイン賞として知られている。ノモス グラスヒュッテの機械式時計はこれまでに6回もこの賞を受賞している。今回は、デザインとしてだけでなくサスティナビリティの観点からも優れているプロダクトに与えられる「Green Good Design Award」での受賞となった。最も洗練された手法と環境に配慮した技術を用いつつサスティナビリティを促進している建築物や工業製品が評価される当アワードの製品デザインカテゴリーにおいて、ノモス グラスヒュッテのタンジェント アップデイトは受賞者のひとつとなった。タンジェント アップデイトとしては、ジュネーブウオッチグランプリ、iFデザイン賞、ヨーロピアンプロダクトデザインアワードに続く4回目の栄誉ある受賞となった。
タンジェントは、1992年の誕生以来ノモスウオッチのアイコンとなっているクラシックなデザインのシリーズ。シリーズの最新モデル、タンジェント ネオマティック41アップデイトは、文字盤の外周部にデイトリングが配置され、二つの赤いマーカーが今日の日付を囲むという表示方法が特徴。特許を取得したこの新しい日付表示はノモスの研究開発チームとデザイン部門によって開発され、ドイツ・グラスヒュッテで熟練した時計職人の手によって組み立てられている。すべてのノモスウオッチがそうであるように、タンジェント アップデイトは末永く使用できるようにステンレススチール、サファイアクリスタルガラス、真鍮などの高品質な素材を使用。ノモス グラスヒュッテでは、自社工房の生産において、可能な限り原材料のリサイクルを心掛けている。たとえば、製造工程で発生する冷却用オイルや金属の削りかす、型抜きした真鍮などは再び原材料として再利用するためにサプライヤーへ送られる。新しく部品を作る際に洗浄に使用する水は浄化されたのち再び貯水槽に戻される。また、ほんの小さなネジに至るまでほとんどの部品はグラスヒュッテのノモス工房内で作られている。ムーブメントのおよそ95%を自給しており、そのサステイナブルなアプローチによって部品供給プロセスを短縮。部品輸送による排出物抑制にも一役買っている。そして自社で開発から製造まで一貫して行うことは、製品の品質改善も細部にわたって可能にしている。
タンジェント アップデイトとその他の受賞製品は5月14日から6月15日までギリシャのアテネにあるヨーロピアンセンターで行われる「Green Good Design Show 2021」にて展示される。