鋳造⽂化の魅⼒を伝え、価値を再発見・再定義する
明治39年(1906年)創業の鋳造専門会社・平和合金が、鋳造⽂化の魅⼒を探求する新作花瓶コレクション「Unseen Objects(アンシーン・オブジェクツ)」をミラノデザインウィーク2025に初出展する。デザインはコンテンポラリーデザインスタジオのwe+が手がけた。5 VIE(チンクエヴィエ)エリアに位置するGalleria Rubinで、2025年4⽉7⽇(⽉)から4⽉13⽇(⽇)まで展示される。
本コレクションでは、製造の過程で使⽤される道具や治具、素材の質感や偶発的な造形など、これまで⾒過ごされてきた鋳物⽂化の舞台裏に着⽬。それらを再解釈し「Unseen Objects」は誕⽣した。⾼度な鋳造技術の本質を作品へと昇華することで、鋳造⽂化の魅⼒を伝え、本作を通じて鋳物⽂化の価値を再発⾒、再定義することを試みる。
we+
リサーチと実験に⽴脚した⼿法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北⽃により2013年に設⽴。利便性や合理性が求められる現代社会で、⾒落とされがちな多様な価値観を⼤切にしながら、⾃然や社会環境との親密な共存関係を築くオルタナティブなデザインの可能性を探究している。デザイナー、エンジニア、リサーチャー、ライターといった多彩なバックグラウンドを持つメンバーが集い、研究を起点とする⾃主プロジェクトを国内外で発表。そこで得られた知⾒を⽣かし、R&D、インスタレーション、ブランディング、プロダクト開発、空間デザイン、アートディレクションなど、さまざまな企業や組織のプロジェクトを⼿がけている。
平和合⾦
⻑年受け継がれてきた伝統技術を駆使し、銅像・モニュメント・神仏具などの⼤型鋳物から、ロストワックス鋳造による繊細な⼩型彫刻、アート作品まで、幅広い鋳造技術を専⾨としている。伝統技術を守りながらも、卓越した技術⼒と造形⼒をいかし、さらなる研鑽を重ねて⾰新を続けている。
「Unseen Objects」概要
会期 | 2025年4⽉7⽇(⽉)~4月13⽇(⽇) |
時間 | 10:00~19:30 |
会場 | Galleria Rubin |
URL | https://www.galleriarubin.com/ |