台北のデザイナーの創作の背景を知る
台北を拠点とする10組のデザイナーの声と仕事を視覚的な空間として表現する展覧会「C-GRAPHIC/TAIPEI」が京都dddギャラリーで2025年11月6日(木)から2026年1月12日(月・祝)まで開催される。本企画展は、漢字文化圏で活動する現代のグラフィックデザイナーたちを紹介した書籍『C-GRAPHIC INDEX』を起点にしたものとなっている。
近年、国際的なデザインコンペティションでは中華圏のグラフィックデザイナーが多く名を連ね、SNSを通じてそれらのビジュアルが日常的に目に入るようになったが、その文化的・社会的な背景については、まだ広く理解されていない。『C-GRAPHIC INDEX』は、広大な漢字文化圏のグラフィックデザインの地図に補助線を引き、その現在地を可視化しようとした試みとして刊行された。
本展では繁体字(Traditional Chinese)を使用する台北を中心に、1980~90年代に生まれたミレニアル~Z世代のデザイナーたちによる文化・芸術分野に関わるグラフィックデザインが紹介される。どのような影響を受けてデザインを行っているのか。彼らはどこで何を学び、どのような影響を受けてデザインを行っているのか。そしてどのように生活し、どのような思想をもって制作に臨んでいるのか。そんな創作の背景に触れることができる。

01 「坐座做.做座展」 adj.everything 02 「2023 教科図書設計奨」 ddd.pizza
03 「Recall Unfit Legislators」 Echo Yang 04 「Flo Flow Flower Poster」 HOUTH
05 「Pawnshop | Program issue 008」 Elf-19 06 「Spring Riot」 ONE.1O Society
07 「NO MAGIC IN RISO」 O.OO™ 08 「台湾設計展 2020」 Oval graphic
09 「The Nothingness of Amelie」Sydney Sie 10 「100 shapes project」Yang Qiao Ran
参加スタジオ/デザイナー
- adj. everything(形容事物所)/蔡東宏(ツァイ・トンホン)、許琇鈞(シュウ・シュウチュン)
- ddd.pizza/張溥輝(チャン・プーフイ)
- Echo Yan/楊維綸(エコー・ヤン)
- Elf-19/洪彰聯(ホン・チャンリェン)
- HOUTH/何婉君(ホ・ワンチュン)、黃紀滕(ホアン・ジータン)
- O.OO™/盧奕樺(ルー・イファ)、劉昱賢(リウ・ユーシェン)
- ONE.1O Society/牛子齊(デジレー・ニュー)
- Oval graphic/葉忠宜(イエ・ツォンイー)
- Sydney Sie/謝昕妮(シドニー・シェ)
- Yang Qiao Ran/楊喬然(ヤン・チャオラン)
デザイナーのプロフィールは公式サイトから確認できる。
「C-GRAPHIC/TAIPEI 2020年代台北のグラフィックデザイン」展 開催概要
| 会期 | 2025年11月6日(木)~2026年1月12日(月・祝) |
| 時間 | 火~金 11:00~19:00、土日祝 11:00~18:00 |
| 会場 | 京都dddギャラリー |
| URL | https://tinyurl.com/3aw9xsyx |

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